世界経済フォーラムのボルゲ・ブレンデ総裁。[写真 EPA=聯合ニュース]
ロイター通信によると、ブレンデ総裁は26日(現地時間)に声明を発表し、「熟慮の末、WEFの総裁兼CEO(最高経営責任者)の職を辞することを決定した」とし、「8年半、この場所で過ごした時間は非常に意義深いものだった」と述べた。
ノルウェー外相出身のブレンデ総裁は、2017年からWEFを率いてきた。しかし、米国司法省が公開したエプスタイン氏捜査文書に60件以上で名前が記載されており、内部調査が行われてきた。
◆ブレンデ総裁、エプスタイン氏と夕食・連絡の状況
文書には、ブレンデ総裁がエプスタイン氏と3回のビジネスディナーに出席し、その後メールやメッセージをやり取りした状況が記されている。
ブレンデ総裁は2018年に米国ニューヨークを訪れた際、元ノルウェー外交官のテリエ・ロッド・ラーソン氏の招待でエプスタイン氏が出席した晩餐会に参加し、翌年も外交官や企業家とさらに2回会ったと説明した。
ブレンデ総裁はエプスタイン氏を「米国人投資家」と紹介され、過去の犯罪を知っていたらすべての招待や連絡を拒否していたと主張した。
◆WEF「追加の懸念事項はない」…臨時体制への移行
WEF共同議長のアンドレ・ホフマン氏とラリー・フィンク氏は、同日、別途声明で、外部の法律顧問による独立調査が完了し、既に公開されている内容以外に追加の懸念事項はないと述べた。
ブレンデ総裁の辞任に伴い、アロイス・ツヴィンギ氏がWEFの暫定総裁兼CEOに就任する。取締役会は今後、指導部の交代手続きを監督する予定だ。
◆欧州の政治・経済界に広がる波紋
エプスタイン氏に関する捜査資料の公開の影響は、欧州の政治界や王室に広がっている。
フランスではジャック・ラング元文化相がエプスタイン氏との関係が明らかになり、パリのアラブ世界研究所(IMA)の総裁職を辞任した。
ノルウェーではブレンデ総裁の他にもトルビョルン・ヤーグラン元首相やメッテ・マリット皇太子妃などの名前が挙がり、論争が続いている。
学界や経済界でも辞任が相次いだ。ビル・ゲイツ氏(マイクロソフト創業者)は過去の不倫を認め、エプスタイン氏に不倫の相談をしたことが確認された元米国財務長官のローレンス・サマーズ氏(ハーバード大学教授)は、教授職を辞することにした。ハイアット・ホテルズのトーマス・プリツカー執行役会長も最近辞任した。
英国では、エプスタイン・スキャンダルに関与したアンドリュー・マウントバッテン=ウィンザー氏が王子の称号と勲章を剥奪されたことに続き、王位継承順位からも除外される事態に追い込まれた。
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