左からカナダのジョリー産業相、姜勲植大統領秘書室長、金正官産業通商部長官。[写真 聯合ニュース]
オートモーティブニュースなどによると。ジョリー産業相は19日、トロントで行った演説で「(潜水艦関連で)根本的にわれわれが望むのは自動車工場。そのためドイツ・韓国と協議中」と明らかにした。続けて「国防投資を活用して自動車部門でより多くの投資を誘致できると考える。今回の(潜水艦)調達を通じ最大限の産業的利益を得たいと思う」と強調した。
これはフューア国防調達担当相が2日にハンファオーシャン巨済(コジェ)事業所を訪れ「防衛産業を超え(自動車など)さらに大きな経済協力に拡張したい」と発言したよりも直接的だ。フューア氏は当時「どの国がカナダに最善の経済的価値を提供するか」が決定基準だと強調した。
最大60兆ウォン規模のカナダの次世代潜水艦プロジェクトは、韓国のハンファオーシャンとHD現代重工業による企業連合と。ドイツのティッセンクルップ・マリンシステムズの2社が競争している。あまりにも規模が大きく企業連合だけでなく韓国政府と現代自動車などの企業も「チームコリア」を構成し全力対応している。先月姜室長を団長にした経済使節団がカナダを訪問したのに続き、国防部の安圭佰(アン・ギュベク)長官と外交部の趙顕(チョ・ヒョン)長官も25日にカナダに向かう。現代自動車の鄭義宣(チョン・ウィソン)会長は先月防衛産業特使団の一員としてカナダを訪れている。最終事業提案書の提出期限は来月2日だ。
現代自動車はカナダに自動車工場を設立する代わりに水素生態系構築を支援する方向を提案したという。現代自動車はすでに米国に3カ所、メキシコに1カ所と北米地域に4カ所の生産工場を備えており追加投資の余力がない状況のためだ。ただカナダ政府が繰り返し自動車協力を強調し政府と企業とも苦心が深まるものとみられる。ドイツでは自国のフォルクスワーゲンとメルセデス・ベンツの現地生産拡大案をカナダに提示したという。
カナダが自動車工場誘致に死活をかけるのは自国の製造業生態系復元のためだ。第2次トランプ政権発足後に米国が米国内生産を強調し、主要な世界的自動車メーカーが相次いで米国への生産施設復帰に出た。ゼネラルモーターズ(GM)とステランティスはカナダ工場の人材を縮小する状況だ。
これに対しカナダは韓国とドイツだけでなく中国にも工場誘致に向け手を差し出している。ジョリー産業相は先月中国を訪れBYDと吉利自動車経営陣に相次いで会った。中国の立場でも対米輸出が高関税で事実上塞がった状況でカナダを北米攻略拠点として活用できることになる。
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