2017年、烏山(オサン)空軍基地でF-16戦闘機が離着陸訓練を行っている。[中央フォト]
複数の消息筋によると、在韓米軍のF-16戦闘機10機余りが18日、烏山(オサン)基地を出発し、西海上の韓中防空識別圏が重なる海域まで飛行した。米戦闘機が中国防空識別圏(CADIZ)に接近したことを受け、中国も戦闘機を出撃させ、双方の戦力が西海上で一時対峙する状況となったという。ただし、米中の武力衝突には至らなかった。米側は訓練に先立ち韓国側に訓練の実施を事前に通知したが、具体的な訓練計画や目的などについては説明しなかったという。軍当局は訓練の事実を把握した後、異例の措置として米側に懸念を伝えたとされる。
在韓米軍の空軍戦力が西海で独自訓練に乗り出したのは異例であり、中国を念頭に置いた動きとの見方が軍内外で出ている。これに先立ち、米当局は昨年11月、ゼイビア・ブランソン在韓米軍司令官が「韓国はロシア北方艦隊、中国北部戦区、北朝鮮軍すべてに代償を払わせることができる」と述べるなど、在韓米軍が中国およびロシアの牽制(けんせい)にも乗り出し得ることを繰り返し示唆してきた。
米国防総省が先月23日(現地時間)に発表した国防戦略書(NDS)には、「韓国の責任分担の変化は、在韓米軍の即応態勢を現代化しようとする米国の利益に合致する」との内容が盛り込まれた。これについて、トランプ政権の「同盟の現代化」政策の一環として、中国牽制を目的とした在韓米軍の規模や役割の変更を念頭に置いたものとの解釈が出ている。
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