19日、内乱首謀容疑の第1審宣告公判が開かれたソウル中央地方法院(地裁)前で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の有罪を求める集会(左側の写真)と支持集会が開かれた。聯合ニュース
この日、裁判が開かれた刑事大法廷417号は、30年前に全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領が同じ容疑で死刑を言い渡された場所だ。午後2時59分になると、池部長判事をはじめとする裁判部が入廷し、宣告が始まった。被告人席の尹氏は、紺色のスーツに白いワイシャツ姿だった。出席確認の際、尹氏は席から立ち上がり、裁判部に向かって一度深く頭を下げた。その後、椅子に座って傍聴席をきょろきょろと見渡した。
尹氏は、最初は笑みを見せていた。しかし、宣告が進むにつれて表情が強張っていった。裁判部が高位公職者犯罪捜査処(公捜処)の内乱罪捜査権を認めると判断すると、尹氏はしばらく天井を見上げた。口を固く結んでいた。裁判部が「〔李在明(イ・ジェミョン)・韓東勲(ハン・ドンフン)ら〕逮捕リストを読み上げたのは事実とみられる。国会麻痺(まひ)の目的がある」と宣告文を読み進めるときは、結んだ唇がさらに細くなった。
裁判部が12・3非常戒厳は暴動であると判断し、「大韓民国の全域、少なくとも首都圏の平穏を害するほどの威力があった」と述べた際は、浅く溜息をつき、座り直した。裁判部が「被告人・尹錫悦に内乱首謀罪が成立する」という結論を明らかにすると、目を下に伏せた。
宣告のために被告人席から立ち上がった尹氏に対し、裁判部が「無期懲役を言い渡す」という主文を下すと、強張った表情で正面を見つめた。他の被告人たちに宣告が下される間は、しばらく裁判部を眺めていた。池部長判事が退廷しようと立ち上がると、尹氏は裁判部と特別検察官(特検)に向かって頭を下げた。傍聴席からは池部長判事に対する罵声が上がり始めた。尹氏は再び微笑を浮かべた顔を傍聴席に向けた後、拘置監へと戻っていった。
尹氏の宣告が進む間、ソウル中央地方法院(地裁)が位置するソウル瑞草洞(ソチョドン)では、尹氏の支持勢力と、内乱の有罪を求める反対陣営が対峙する集会を開いた。宣告直後、両者から嘆息が漏れた。韓国史講師出身のユーチューバー、チョン・ハンギル〔本名:全裕錧(チョン・ユグァン)〕氏は支持勢力の壇上に上がり、宣告直後に「まだ第1審が終わっただけだ。第2審、第3審が残っている」とし、「自由民主主義を守ろうとした大統領が何の過ちを犯したというのか」と述べた。一部の支持者は、主文の宣告前から涙を流して席を離れる場面もあった。
一方、「ろうそく行動」の集会側は死刑判決を求めた。朴柱民(パク・チュミン)共に民主党議員は、宣告直前に「国民が全身で阻止した内乱だ。憲政秩序を正すには死刑を宣告すべきだ」と主張した。一部の進歩系YouTubeチャンネルの運営者は、宣告後に簡易椅子の上に立ち、勝利のVサインを掲げて踊った。両陣営の集会参加者はともに宣告から20分余りで解散し、衝突はなかった。
ソウル警察庁は、大規模な集会・デモによる衝突を懸念し、機動隊16個・約1000人と警察バス48台を投入したという。
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