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安楽死目的で出国しようとした疑いの60代男性…韓国警察、航空機の離陸を遅らせて阻止

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国で、安楽死を目的にスイスへ向かおうとしていたとみられる60代男性の出国を、警察が航空機の離陸を遅らせて阻止した。

10日、仁川(インチョン)国際空港警察団によると、前日午前9時30分ごろ、60代のAさんの家族が112に「父が安楽死を目的に出国しようとしている」と通報した。


肺線維症の診断を受けていたAさんは同日正午12時5分、フランス・パリ行きの航空機で出国する予定だった。


警察は出発前の午前10時ごろAさんに会い、「体の具合が良くないので最後に旅行に行こうと思う」との話を聞き、いったんその場を離れた。しかしその後、午前11時50分ごろAさんの家族から「『すまない』という言葉が書かれた遺書形式の手紙を見つけた」と通報を受け、パリ行き航空機の離陸を遅らせた。警察はAさんを機内から降ろし、長時間説得した末に家族に引き渡した。

Aさんはパリを経由し、外国人にも幇助自殺を認めているスイスへ向かおうとしていたと伝えられている。

スイスでは医師が患者に薬物を直接投与する方式の安楽死は違法だが、利益目的でなく、死を望む人が精神的に健康であるという条件のもと、1942年から幇助自殺が認められてきた。

警察関係者は「Aさんの手紙が見つかった後、緊急措置として航空機の出発を遅らせ、詳細な面談を行った」とし、「Aさんと同年代の警察官が直接、長時間面談して説得した末、Aさんの出国を防ぐことができた」と話した。



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