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【コラム】新年辞を省略した金正恩氏、トランプ氏との関係構築に焦り(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮は今月7日、労働党政治局会議を開き、今月下旬に第9回党大会を開催することを決めた。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と労働党政治局常務委員、候補委員など高官らが会議を行っている。[写真 朝鮮中央通信]

今年に入り、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の足取りは慌ただしい。彼の1月の公開活動は就任以降で最も多い15回を記録した。就任初年の2012年、実情把握のために東奔西走していた時期と数字の上では同じだ。第8回労働党大会が開かれた2021年には20回を記録したが、党大会関連の活動を除けばわずか2回に過ぎない。北朝鮮は近く第9回党大会を開く予定だが、金委員長が党大会や核実験、韓国・米国・中国との首脳会談など主要な「事件」を前に姿を見せなかった従来の様子とは明らかに異なる。北朝鮮は元日、金日成(キム・イルソン)主席の新年辞や金正日(キム・ジョンイル)国防委員長による官営メディアの共同社説を通じて1年の政策目標を提示してきたが、今年は何の発表もない。金正恩委員長の複雑な胸中を示す部分だ。

◇依然として足かせとなる経済


金正恩委員長は執権直後には新年辞を発表し、最近では12月末に開く労働党全員会議の演説で新年辞を代替してきた。従来と異なり、昨年12月12日に早々と年末全員会議を終え、新年辞に相当する言及がなかったのは、おそらく第9回党大会の早期開催を念頭に置いていた可能性が高い。ところが党大会を予想より遅らせて2月下旬に開くことにしたことで、北朝鮮政権発足以降、新年辞を「飛ばす」という異例の状況が生じた。その代わり金委員長は新義州(シンウィジュ)温室総合農場・平壌和盛(ピョンヤン・ファソン)地区第4段階建設現場(経済)、軍需工場・新型放射砲発射現場(軍事)、旧正月公演(社会)などを点検した。李在明(イ・ジェミョン)大統領の中国訪問の数時間前には極超音速ミサイルを撃つ現場を訪れ、中国を意識したけん制の意図ものぞかせた。


金委員長が氷点下15度を下回る天候の中、党大会準備ではなく現場に向かったのは、第8回党大会(2021年)で提示した成果を現場で確認しようとする側面とみられる。党大会は分野別に過去5年を総括し、次の5年の青写真を示す最高政治行事だ。北朝鮮は2021年に国防・経済など分野別目標を提示し、無人機や人工衛星、ミサイル、核弾頭の小型化など軍事分野ではある程度成果を出した側面がある。2024年の製造業分野が前年比5.9%増加し、経済成長率も3.7%を記録(韓国銀行推計値)するなど、経済状況もプラス成長を続けている。

しかし全体的な経済水準は期待を下回るのが現実だ。対北制裁と内部資源の不足により、北朝鮮が野心的に推進していた平壌総合病院や葛麻(カルマ)海洋観光地区の竣工を数年間先送りし、昨年ようやく達成したことが北朝鮮経済の限界を示している。平壌と地方の経済格差も依然として大きい。金委員長が最近、地方の経済現場、特に竣工段階の工場を訪れているのは、成果を強調しようとする意図が込められている。党大会で掲げる実績を探していると推論できる部分だ。



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