オートバイにはねられた高齢の歩行者に駆け寄る通行人の女性。[防犯カメラ映像 キャプチャー]
◇チョッパル配達中にはねて逃走した20代配達員
釜山(プサン)北部警察署は、オートバイを運転中に路地で歩行者をはねて転倒させ、そのまま逃走した疑い(特定犯罪加重処罰などに関する法律違反)で、20代の男A被疑者を在宅のまま送致したと2日、明らかにした。Aは先月2日、北区徳川洞(ドクチョンドン)のある路地でオートバイを運転中、前を歩いていた70代女性Bさんをはねて倒れさせ、そのまま逃走した疑いが持たれている。
事件当時の防犯カメラ映像によると、Bさんは幅6〜7メートルほどの路地の端を歩いていたところ、後方からAのオートバイのライトが差し、塀の方へさらに身を寄せながら歩き続けた。しかしAが後ろからはね、Bさんは頭を塀側に向けたまま倒れた。しばらく立ち止まって見ていたAは、そのままオートバイで現場を離れた。
警察は事故の映像を確保したが、画質や光の影響でAのオートバイのナンバープレートを特定できなかったという。警察は防犯カメラを逆追跡してAが料理を受け取った飲食店を突き止め、配達業者に対する捜索令状を執行してAの身元を特定した。
Aは取り調べに対し、「受け取ったチョッパル(豚足料理)を早く配達しなければならず、事故で免許など生活に問題が生じるのが怖くて逃げた」という趣旨で供述した。警察によると、Aは事故の約2分前にチョッパルを受け取り、事故から5分後には配達を終えていたという。Aは「その後現場に戻ったが、Bさんを見つけられなかった」とも供述したとされる。
◇氷点下で意識を失った被害者を救ったのは教師
事故から約1分後、被害者Bさんを救ったのは、近隣住民で教育機関に勤める20代女性Cさんだった。当時の映像によると、現場の路地を通りかかったCさんは膝をついて携帯電話のライトを当て、Bさんの顔を確認した後、直ちに119へ通報した。Bさんのそばを離れずにいたCさんは、救急車のライトが見えると手を振って路地の入口まで走り、救急隊を案内した。
警察によると、Bさんが意識を失って倒れた当日の現場の気温は氷点下で、風も強かった。倒れている時間がもう少し長ければ危険な状況だったが、Cさんの迅速な救護のおかげでBさんは無事だったと警察は説明した。警察関係者は「Bさんは額を切るけがをして7針縫ったが、早期に発見され命に別状はなかった」とし、「5日、Cさんが勤務する教育機関を訪問して感謝状を授与する予定だ」と明らかにした。
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