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有人月探査機に搭載の「Kキューブサット」…サムスン・ハイニックスの半導体を載せて宇宙へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「アルテミス1号(Artemis I)」無人ロケット。UPI=聯合ニュース

54年ぶりに米国が打ち上げる有人月探査機に、韓国産の超小型(キューブ)人工衛星が搭載される。韓国のキューブサット「Kラドキューブ(K-Radcube)」は、サムスン電子とSKハイニックスの半導体を載せて打ち上げられ、宇宙放射線の観測ミッションを担う。

韓国宇宙航空庁と韓国天文研究院は29日、Kラドキューブがすべての地上準備を終え、今年2〜4月中に打ち上げられると発表した。Kラドキューブは、米国航空宇宙局(NASA)の有人月探査プロジェクト「アルテミス2号(Artemis II)」に搭載され、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられる予定だ。最初の打ち上げ試行は、2月6日(現地時間)に行われる。


アルテミス2号は、1972年のアポロ17号以来、54年ぶりに有人月周回飛行に挑戦する。宇宙飛行士4人が10日間、月の周囲をかすめ飛行(スイングバイ)して地球に帰還することを目指す。総重量19キロの超小型衛星であるKラドキューブは、アルテミス2号に積まれ、宇宙放射線環境を調査するミッションを任された。打ち上げから5時間後に高度3万6000キロで放出され、最高高度7万キロに達する地球高軌道を回りながら、地球周辺の放射線ベルト(ヴァン・アレン帯)の放射線を観測する。観測データは全世界に公開され、放射線が宇宙飛行士に及ぼす影響を分析するために活用される方針だ。


◇韓国の技術力を結集…半導体素子も検証

これに先立ち、NASAは韓国宇宙航空庁と昨年5月に履行約定(IA)を締結し、Kラドキューブの搭載を公式化した。韓国の衛星がアルテミス計画に合流するのは今回が初めてだ。韓国だけでなく、ドイツ・サウジアラビア・アルゼンチンなども衛星の搭載に参加した。韓国国内では、宇宙スタートアップのナラスペース(Nara Space)が衛星開発を主導した。宇宙航空庁は、短い開発期間ながらも厳格な有人飛行の安全基準を満たすほど、国内企業の技術力が立証されたと評価した。

無人ロケットに積載される大半の衛星とは異なり、Kラドキューブには高難度の課題が与えられる。まず、NASAのスペース・ローンチ・システム(SLS)の強力な振動環境に耐えなければならず、打ち上げ後は高楕円軌道の極限環境において初期交信に成功しなければならない。韓国天文研究院惑星探査センターのシム・チェギョン・センター長は「放射線が集中している高エネルギー領域を通過しなければならないため、通常は衛星が避けるべき軌道」とし、「危険性の高い軌道で衛星が生き残れるよう設計した」と述べた。

Kラドキューブのもう一つのミッションは、宇宙放射線環境における半導体の耐性を検証することだ。サムスン電子とSKハイニックスが開発した半導体素子を搭載し、宇宙放射線に対する素子の反応特性を精密に評価する。宇宙航空庁のカン・ギョンイン宇宙科学探査部門は「最近、半導体が高集積化・小型化しており、(地球上の)生活放射線でもエラーが多く発生する。宇宙産業の発展に伴い、地球とは比較にならないほどの高エネルギー放射線環境にも耐えうる半導体の開発を推進している」と説明した。



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