カエル少年（９１年３月、カエルを捕りに行くと言って、家を出たまま行方不明になった５人の少年のこと）の死亡原因が、他殺と暫定的に結論付けられた。

カエル少年らの死因について調べてきた慶北（キョンブック）大学法医学チーム（団長、郭精植）は１２日「５人の遺骨のうち、３人の頭がい骨から死亡の当時に生じたものとみられる人為的な損傷のこん跡が見つかった」とし「少年らは、他殺とみられる」という見方を示した。

法医学チームはこの日、少年らの死因についての鑑定報告会を持ち「ウ・チョルウォン、キム・ジョンシック、キム・ヨンギュ君の頭がい骨の数カ所に鈍器による損傷があった」とし「損傷の状態から考えて、少年らは頭がい腔内の出血で死亡した可能性が高い」と説明した。


法医学チームは、今年９月２６日大邱市臥竜山（テグシ・ワリョンサン）でカエル少年の５人の遺骨が見つかった後、６週間にわたって身元情報の確認と死因究明作業を行ってきた。

これによって警察は、カエル少年らが他殺の可能性について全面的な再捜査を行うことを決めた。

法医学チームは「３の頭がい骨から見つかった外傷のこん跡は、刃物や棒などによるものではなく、幅２ミリ程度のドライバーや釘発射工具などによるものと思われる」と付け加えた。

法医学チームは、また「死亡の時期は行方不明当時とみられ、場所は発掘場所と隣接した所で、正常な人よりは、精神異常者や性格異常者の犯行であるものと考えられる」という見方を示した。