トランプ米大統領は22日(現地時間)、スイス・ダボスで開かれた世界経済フォーラム(WEF)と連係してグローバル紛争の解決を目標とする「平和評議会」構想憲章発表行事に出席した。 [ロイター=聯合ニュース]
トランプ大統領は22日(現地時間)、SNSトゥルース・ソーシャルに「我々はNATOを試すべきだったのかもしれない」とし「条約5条を発動し、NATOがここに来て不法移民者の追加侵攻から我々の南部の国境を保護するようにしていれば、国境巡察隊の多数を他の任務に投入できただろう」と投稿した。
トランプ大統領が言及したNATO条約5条は、同盟国のうち一国が攻撃を受ける場合、すべての加盟国が共同対応をするという集団防衛義務を規定している。
◆ダボス会議でも繰り返された「NATO無用論」
トランプ大統領のNATO懐疑論は世界経済フォーラム(WEF、ダボス会議)でもそのまま表れた。トランプ大統領は21日のフォーラムの演説で「NATOの問題は、我々は彼らのためにあるが、我々が『攻撃を受けている』と訴える時、彼らが我々をために対応するのか確信できない」と主張した。
続いて「我々が注ぎ込んだすべての資金、血、汗、涙を考えると、彼らは我々のために力になっているのか分からない」とし、同盟国の寄与度に対する疑問を繰り返し表した。
◆「アフガンで支援は必要なかった」…同盟を低評価
トランプ大統領は同日、FOXビジネスのインタビューでもアフガニスタン戦争に言及しながらNATOを低く評価した。トランプ大統領は「我々は彼らの支援を必要としたことはない」とし「彼らはアフガニスタンに兵力を派遣したというが、戦線から少し離れていた」と話した。
また、米国と欧州の関係は「互恵的な関係であるべき」とし、取引的な接近法を強調した。
◆「トランプ大統領の主張、戦死者統計と異なる」
しかしトランプ大統領のこうした主張は、アフガニスタン戦争参戦国の死亡者統計とは隔たりがあるという指摘が出ている。英ガーディアンによると、2001年から20年間続いたアフガニスタン戦争で死亡したNATO軍は計3486人と集計された。このうち米軍が2461人で最も多かったが、英国軍も457人が戦死した。
カナダも165人の軍人が殉職したが、これは1950年代の韓国戦争(朝鮮戦争)以降にカナダ軍が参戦した戦争のうち死傷者数が最も多い事例だ。トランプ大統領が「恩を知らない」と批判したデンマークもアフガニスタン戦争で44人が死亡し、これは米国を除いた国のうち人口比で最も多い死亡者数だと、ガーディアンは伝えた。
◆「米国のために何もせず戦死したカナダ人」冷笑
トランプ大統領の発言が伝えられると、NATO同盟国の国民からは冷笑的な反応も見られた。オンラインコミュニティ「レディット」にはカナダ・オンタリオ州のある橋に弔問客が並ぶ写真が掲載され、掲示者は「米国のために何もせずアフガニスタンで戦死した若いカナダ人を歓迎する姿」と書いた。
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