21日(現地時間)、イランの首都テヘランで、反政府デモの最中に焼けたモスク。[ロイター=聯合ニュース]
AP通信は、イラン国営IRIB放送を引用し、イラン殉教者・退役軍人財団が、デモによる死者は計3117人で、このうち軍・警察や市民が2427人だったと報じた。残りの死者については、具体的な説明はなかった。
これは、昨年12月28日にデモが始まって以降、当局が初めて公表した公式の死者数で、外部機関による推計を下回っている。
前日、米国を拠点とする人権活動家通信(HRANA)は、デモ開始から24日目に当たる前日までに、デモ参加者4251人を含む計4519人が死亡したと発表した。また、このうち軍・警察などの鎮圧要員は197人にとどまるとした。HRANAはさらに、9049件の死亡事例を追加で確認中だとしている。
19日には、ノルウェーの人権団体「イラン・ヒューマン・ライツ(IHR)」が、デモに参加した市民のうち3428人の死亡を確認したものの、実際にははるかに多くの死者がいるとみられるとして、集計の中断を宣言した。
これに先立ち、反体制メディア「イラン・インターナショナル」は死者数を1万2000人と推計し、米CBS放送も、最大2万人が死亡した可能性があるとの情報筋の見方を伝えている。
イラン当局は、デモで反体制スローガンが相次ぎ、全国的に緊張が高まると、今月8日に国内のインターネットと通信を全面的に遮断し、流血を伴う強硬な鎮圧に乗り出した。12日以降は、当局の強硬対応によって事態は沈静化局面に入っている。
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