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【コラム】韓国型戦略的抑止が必要な理由(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

昨年4月15日、連合空中訓練を実施した米空軍のB-1B爆撃機と韓国空軍のF-35A、F-16戦闘機、在韓米国のF-16戦闘機 [国防部]

「抑止」とは一般的に感情や行動、現象などを抑え込んで立ち止らせることを意味する。軍事的に抑止は潜在的な敵が挑発や攻撃を敢行できないよう心理的圧力を加える戦略を意味する。このような抑止が効果を発揮するには、自分たちの戦闘力と対応態勢が十分に強力だという点が敵にはっきりと認識されなければいけない。すなわち、敵が挑発を敢行する場合、その代償が耐えがたいほど大きい、または成功の可能性がきわめて低いと判断させることが核心だ。

孫子の兵法「戦わずして勝つ」という不戦勝の思想と、ローマ帝国が反乱と侵略に容赦なく報復して平和を維持したPax Romanaの方式は、たとえ異なる時代と文化に基づくが、ともに敵の挑発を事前に遮断する軍事的抑止の本質とつながる。マキャベリの『君主論』とクラウゼヴィッツの『戦争論』はともに、敵の攻撃を抑止するために敵の攻撃が耐えられない代償と致命的危険を招くという点を明確に認識させることが重要だと強調する。


核兵器の登場と冷戦時代の到来は「抑止」を国際安保談論の中心概念に浮上させた。バーナード・ブロディ、トーマス・シェリング、ロバート・ジャービス、アルバート・ウォルステッター、ハーマン・カーン、グレン・スナイダーなど多くの核抑止戦略専門家らが登場し、抑止の安定性や信頼性に関する研究を続けた。抑止は戦争を予防して従来の秩序を維持する戦略で、全面戦争より相対的に少ない費用とリスクで安定を図るという点で政治的な魅力を持つ。こうした影響の中で抑止は理論的な議論に加え、総合的な戦略環境を反映した実践的抑止戦略のレベルで拡大抑止、最適化抑止、交差領域抑止、統合抑止など多様な概念が発展した。


こうした抑止戦略の多角化は各国が直面した地政学的条件と安保環境に基づき相反する方式で具現され、旧ソ連の核の脅威と向き合った同じNATO加盟国も各国の地政学的状況と歴史的、文化的アイデンティティを反映し、固有の安保戦略を樹立した。ノルウェーは冷戦時代、旧ソ連と国境が接する最前方国家、NATO創立加盟国として、NATOが提供する抑止力の受恵者だった。ノルウェーは同時に地政学・文化的特性を反映し、米国の核兵器配備と外国軍駐留に反対する対ソ連保障政策も併行推進した。半面、同じNATO加盟国のトルコは冷戦時代に旧ソ連の南進を封鎖する最前線国家であることを認識し、500個ほどの米国戦術核兵器を配備して米国の拡大抑止を基盤とする前哨基地型抑止戦略を駆使した。


【コラム】韓国型戦略的抑止が必要な理由(2)

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