ソウル冠岳区ピザ店殺人事件のキム・ドンウォン被告 [写真 ソウル警察庁]
検察は12日、ソウル中央地裁刑事合意34部の審理で開かれたキム被告の殺人容疑結審公判で死刑の宣告を裁判所に要請した。また、電子装置付着30年、保護観察5年の命令を求めた。
検察は「被告はインテリア施工の瑕疵が生じた状況で施工会社を紹介した本社の職員、被害者らが責任を回避し、人間的背信を感じて犯行に及んだと陳述している」とし「しかし被告が不満を吐露する瑕疵は一部の水漏れにすぎず、人を殺害するほど怒りを感じることでもない」と指摘した。
続いて「被害者の苦痛、恐怖感は想像しがたいほど」とし「幸せな2つの家庭が破綻し、被害者は命を失って取り返しのつかない被害が発生し、厳重に処罰するべきだ」と求刑の理由を明らかにした。
キム氏の弁護人は「被告の行為は許されない行為」としながらも「被告が激しいストレスを受けて自分も死のうと考えた過程や被害者の立場で合意する機会が与えられなかったという点を参酌してほしい。被告は全財産を供託する意思もある」と弁論した。
キム氏は最後の陳述で「被害者の家族に大きな傷を与えた。被害者らが自分の家族と考えれば私も心も痛み、胸が裂けるほどの苦痛を感じる」とし「大きな傷を抱えて暮らす被害者の遺族と私のために努力した家族を考えながら一生贖罪して生きる」と述べた。
キム氏は昨年9月3日、ソウル冠岳区のあるピザ加盟店で、加盟契約締結業務を担当した本社の役員1人とインテリア施工担当会社の関係者2人を刃物で刺して殺害した容疑を受ける。
2023年9月から加盟店を運営したキム氏は台所のタイルの一部が破損したり台所の出入口で水が漏れるなど店舗のインテリアの瑕疵にストレスを感じていた。しかし本社とインテリア会社が1年の保証期間経過を理由に無償修理を拒否すると、こうした犯行に及んだことが分かった。
検察はキム氏を起訴しながら、開業草創期に発生した瑕疵についてすでに無償修理を受け、インテリアの瑕疵は軽微であり、当時の加盟店の売上も比較的良好な状態だったため、計画的に犯行をしたと判断した。
また、一部で提起された加盟店本社の「単品デリバリーサービス強要」「リニューアル工事強要」など加盟店への圧力はなかったことが確認されたと明らかにした。
裁判の過程でキム氏側は公訴事実をすべて認めた。
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