7日(現地時間)、米ミネソタ州ミネアポリスで、移民・関税執行局(ICE)要員の発砲を受けて死亡した女性の仮設追悼碑。[AFP=聯合ニュース]
移民取締りを所管する国土安全保障省は、事件発生後に発表した声明で、「ICE要員が標的作戦を遂行していたところ、暴徒らが要員の行動を妨害し始め、その中の1人が自らの車両を武器化して要員らを車ではねて殺害しようとした」とし、「これに対し、あるICE要員が自身と同僚の生命および公共の安全を懸念し、防衛のため発砲した」と明らかにした。
トランプ大統領もSNSに、「車を運転していた女性(死亡した女性)は、無秩序に妨害し激しく抵抗しており、ICE要員を暴力的かつ意図的に車ではねた」と投稿した。続けて「(この要員は)自己防衛のために女性を撃ったとみられる」とし、「添付された映像を見ると、彼(要員)が生きていることが信じられないが、現在は病院で回復中だ」と付け加えた。
しかし8日、ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、公開された一部の映像では、ICE要員が女性に発砲した当時、その要員が女性のSUV(スポーツ用多目的車)の進行経路上にいなかったと報じた。
映像によると、事件当時、女性は道路の中央に車を止めており、ICE要員2人がその車両に近づいた。
ICE要員1人が降車を求めて車に近づき、ドアハンドルをつかんで強引にドアを開けようとした。しかし女性は降車要求に応じず、車を後退させた後、右方向に進路を変えて現場を離れようとした。この際、車両と至近距離にいた別のICE要員が女性に向けて発砲した。
NYTは「発砲した要員は、発射時に死亡した女性の車両の左側に位置しており、車の車輪はその要員がいる側とは反対方向を向いていた」とし、「結論として、一部の映像では要員が車にひかれたように見えるが、別の角度の映像では、要員が車にひかれていないことが確認できる」と伝えた。
現在、死亡した女性がICE要員の降車要求などに従わず、現場から立ち去ろうとした状況は確認されている。このため、要員が女性に発砲するほど自身の生命に差し迫った危険があったのかどうかについての捜査当局の判断が、正当防衛に当たるかどうかや、取締りに関する規定が順守されていたかを左右するとみられる。
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