昨年7月18日(現地時間)、ベネズエラのマイケティアにあるシモン・ボリバル国際空港で、数カ月前に米国で移民取り締まりにより追放された移民らを出迎えた後、笑顔を見せるホルヘ・ロドリゲス国会議長(左)、ディオスダド・カベージョ内相(中央)、デルシー・ロドリゲス副大統領。[AP=聯合ニュース]
マドゥロ氏の厚い信任を受け、ロドリゲス氏は情報通信相、外相、制憲議会議長を経て、財務相と石油相を兼務し、チャベス主義体制の中核人物としての地位を固めた。政治アナリストのホセ・マヌエル・ロマノ氏はCNNに、「彼女は大統領から全面的な信任を受けてきた非常に有能な権力運営者であり、軍や行政府全般に強い影響力を行使してきた」と評価した。一方で、野党側からは、高級ブランドを好む彼女のぜいたくなイメージが、深刻な民生危機とかけ離れているとの批判も根強い。実際、ベネズエラ経済は2013年のマドゥロ政権発足以降、約80%縮小し、800万人以上が国外へ流出した。
このため専門家の間では、ロドリゲス氏に対する懐疑的な見方も根強い。ベネズエラの穏健な民主化を導く代替勢力となるには、政治的背景や経歴があまりに強硬だという評価だ。フロリダ国際大学ジャック・D・ゴードン公共政策研究所のイムダット・オネル研究員はCNNに、「彼女は体制維持のための管理者であり、マドゥロ政権の中でも最も強硬な人物の一人だ」とし、「今後の行動は民主的転換ではなく、権力延命の方向に向かう可能性が高い」と述べた。
こうした中、トランプ政権の介入によってベネズエラの権力構図全体が再編されつつあるとの分析も出ている。ロドリゲス氏を軸に、実兄のホルヘ・ロドリゲス国会議長、ウラジーミル・パドリーノ・ロペス国防相、ディオスダド・カベージョ内相らが、今後の国家の行方を左右する核心人物として浮上していると、ウォールストリートジャーナル(WSJ)は伝えた。ただし、ノーベル平和賞受賞者のマリア・コリナ・マチャド野党指導者の立場は、依然として不透明だとの見方が出ている。
「高級ブランド三昧」「冷酷なゲリラ指導者の娘」…ベネズエラの実権を握るデルシー・ロドリゲス副大統領(1)
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