11日(現地時間)、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領がミンスクで、ドナルド・トランプ米国大統領の特使であるジョン・コール氏と会っている様子。AFP=聯合ニュース
同紙によると、トランプ大統領のベラルーシ特使であるジョン・コール氏は、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領と数回にわたり会談し、米国人を含む政治犯の釈放と、ベラルーシが望むカリウム産業に対する米国の制裁解除、ベラルーシ航空機向けの部品提供および修理などをやり取りする合意をまとめた。
コール氏は弁護士出身で、フェイスブック親会社メタ(Meta)との訴訟でトランプ大統領を代理して勝訴に導いた鉄腕の交渉人だ。西側から排斥されているルカシェンコ大統領と何度も会って信頼関係を築き、大規模な政治犯釈放や制裁解除などをやり取りする合意を引き出した。
その過程で、今年6月にベラルーシを訪問したコール氏が、ルカシェンコ大統領に米製薬会社イーライ・リリーの肥満治療薬「ゼップバウンド」の案内資料を渡したと、WSJは伝えた。
ルカシェンコ大統領がコール氏の体重が減ったことに気づくと、コール氏は自分がゼップバウンドを肥満治療薬として使っていると話し、資料を提供したという。
WSJは、コール氏を含む米側がルカシェンコ大統領に肥満治療薬を実際に提供したのかどうかについてははっきりと紹介しなかった。 ただし、「米政府関係者は、ルカシェンコの個人的用途としてゼップバウンドを提供する案を検討することを決めた」と伝えた。
今回の事例もまた、公式の外交ライン同士の交渉というより、首脳との個人的関係を通じて外交的な突破口を作る「トランプ式外交」の一つとして位置づけることができそうだ。
特に、トランプ大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長やロシアのウラジーミル・プーチン大統領などとの個人的関係を重視するように、相手の「評判」よりも相手が与えることができるものに集中する「トランプ式取引方式」が、米・ベラルーシ関係にも作用していると推測される。
コール氏はWSJに対し、「私たちは対話相手が誰であるかは気にしない」とし、「対話している人物があなたの望むものを与えることができるなら、それだけが重要だ」と語った。
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