ドナルド・トランプ米国大統領が17日(現地時間)、米国ワシントンD.C.のホワイトハウスで国民向け演説を行っている。AP=聯合ニュース
トランプ大統領は17日(現地時間)、ホワイトハウスで国民向け演説を通じて「近く次期FRB議長を発表する」とし、「金利を大幅に引き下げることを信じている人物になるだろう」と語った。さらに「モーゲージ(住宅担保ローン)の返済額は新年初めにはさらに低くなるだろう」とし、金融緩和への期待を公に示した。
トランプ大統領はこの日の演説で、ジョー・バイデン前政府に対して「11カ月前に大混乱を引き継いだ」と責任を転嫁したうえで、ガソリン・食料品価格の下落、賃金の上昇などを挙げて、自身の経済面での成果を強調した。トランプ大統領は「ガソリン価格は1ガロン当たり2.5ドル(約390円)を下回り、卵の価格は3月以降82%下落した」とし、「就任後に生まれた雇用は100%が民間部門によるものだ」と主張した。
次期FRB議長の人選に関する発言は、最近、経済政策に対する支持率が低下している中で出たものだ。米国の公共放送NPRとPBSニュースが共同で実施した世論調査によると、トランプ大統領の経済政策支持率は36%で、第2期政権に入って以降、最低水準を記録した。
こうした中、次期FRB議長候補として名前が挙がっているクリストファー・ウォラーFRB理事は、大統領による通貨政策への圧力の可能性について「FRBの独立性は必ず守る」と述べた。ウォラー氏は同日、ニューヨークで開かれたイェール大学経営大学院のCEOサミットで、「大統領が中央銀行の独立性に疑問を呈した場合、それを守るか」との質問に対して「当然だ」と答えた。
また、大統領とFRBの直接的な疎通は、危機的状況において限定的に行われるのが望ましく、平時には財務長官が連絡窓口の役割を果たすことができると説明した。これは、通貨政策に対する大統領の直接介入を警戒する発言と解釈される。
現FRB議長であるジェローム・パウエル氏の任期は来年5月に終了する。トランプ大統領は、パウエル氏が自身の利下げ要求を受け入れなかったとして公然と不満を示してきたことから、次期議長には自身の通貨政策の基調に歩調を合わせる人物を選ぶ可能性が高いとの見方が出ている。ただし、FRB内部では独立性が損なわれることを懸念し、警戒する声も同時に大きくなっている。
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