デート暴力のイメージ写真。キム・ギョンジン記者
◇暴行致死の30代、控訴審でも懲役4年の原判決維持
デート暴力の末、交際相手の女性を4階建ての建物から転落させ死亡させたとして起訴された30代の男が、控訴審でも実刑を言い渡された。事件当時、被害女性は酒に酔って粗暴になった交際相手の男から逃れるため、部屋の窓の外に身を隠した末、命を落とした。
全州(チョンジュ)地方法院3-3刑事控訴部〔丁世鎭(チョン・セジン)部長判事〕は16日、暴行致死および傷害などの罪に問われたA被告(33)の控訴審で、検察と被告人双方の控訴を棄却し、懲役4年とした原判決を維持した。A被告は2023年1月6日午後10時ごろ、全州市徳津区(トクジング)のワンルームで、交際相手のBさん(33)と酒を飲んで口論となった後、暴行を加え、4階の高さの窓の外に避難していたBさんを転落させて死亡させたとして、裁判にかけられた。職場の同僚だった2人は、2021年11月から同居していた。
調査によると、事件当時、Bさんが自分の部屋に入りドアに鍵をかけると、A被告はドアを足で蹴って壊し、鉄製の棚などを投げつけて威嚇した。BさんがA被告の部屋に逃げ込み、再びドアに鍵をかけると、A被告は台所からフォークや箸を持ち出し、ドアの施錠を解除した。その間、恐怖に駆られたBさんは、とっさに窓の外に身を隠した。雨が降る中、窓の外側にある幅20センチの外部窓枠の上に、不安定な姿勢で立っていたという。
しかし、A被告が室内にいないBさんを探すために窓を開け放った際、Bさんは体のバランスを崩し、約10メートル下へ転落した。Bさんは病院に搬送されたが、頭部および胸腹部の多発性損傷により死亡した。
◇「死にたくないから逃げた」メッセージ発見
1審裁判部は「被害者は、被告人の度重なる暴力により生命の危険を感じ、逃走したとみられる」とし、「被告人が窓を開けて追跡する状況では、転落の危険性は十分に予見可能だった」として、A被告の暴行とBさんの死亡との因果関係を認定した。判断の決め手となったのは、Bさんが生前に残したカカオトークのメッセージだった。
メッセージには「また殺されそうになるとは思わなかった」「死にたくないから逃げた」「お願いだから殴らないで、助けてと必死に頼んだ」「あなたに対する私の恐怖が、どれほど大きいか分かる?」などの言葉が記されていた。裁判所によると、A被告は2022年2月から12月までの間に少なくとも3回、暴言を吐きながらBさんを殴打し、さらに両手で首を絞めるなど、顔の毛細血管が切れるほどの暴行を加えた。
法医学鑑定でも、Bさんの首の筋肉に見られる出血は、転落前の暴行によるものと判断された。事件当時、近隣住民数人も「女性の泣き叫ぶ声や物が壊れる音が20分以上続いた」と証言している。A被告は1審で「窓の外に被害者がいるとは思わなかった」として故意性を否定していたが、控訴審では犯行を認めた。
しかし控訴審裁判部は「犯行の具体的内容と被害者死亡という重大な結果を総合すれば、新たに考慮すべき事情があるとしても、原判決の量刑を変更するに足る有利な要素は認められない」と判断した。A被告が1審および2審で供託した6000万ウォン(約630万円)と、遺族救助金4500万ウォンについて、Bさんの遺族が受け取りを拒否したことも、判決に影響を及ぼした。
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