クーパンの個人情報流出と関連し警察が家宅捜索を実施した9日、ソウルのクーパン本社前にクーパンを糾弾する垂れ幕が掲げられている。[写真 ニュース1]
これに対し元社員がクーパンに恨みを抱いて犯行に及んだ可能性も提起される。昇進脱落などに不満を抱き内部情報を持ち出すのは珍しくない。役員昇進に失敗して国家核心技術を中国に持ち出した韓国の半導体大企業の元社員ら6人が2023年1月に起訴された事件が代表的だ。
あるクーパン元社員は、「報賞が厚いだけに内部競争も激しい上に、米国系でなければそれとない差別やガラスの天井も感じる。元社員がクーパンと良くない決別をしたならば、それが動機になった可能性がある」と話す。警察は関連状況を把握するため元社員の成績や懲戒など勤務評定資料を確保する一方、クーパンの電子メールサーバー内に「内部告発者」という単語が含まれた電子メールがさらにないか確認している。
一部では元社員が産業スパイに抱き込まれたとの主張も出ている。名前や電話番号を超え住所が流出した点に専門家らは特に注目した。国家機関で防諜業務を担当した関係者は「住所は工作の観点から活用価値がとても高い情報。有事の際に要人の身辺を確保する際に便利に活用できるため国家機関としてはよだれが出るほどの情報」と指摘した。国家情報院は9月、「産業スパイは21世紀の最も大きな安全保障脅威」と警告した。国家情報院は中国が核心人材買収と協力業者活用などの方法で技術と情報を持ち出していると分析した。
◇元グーグル議員「クーパンのセキュリティ弱点問う」
専門家らは再発防止に向け今回の聴聞会で元社員の情報奪取経緯だけでなくクーパンの脆弱なセキュリティシステムとガバナンス構造を明らかにすべきと強調した。グーグル出身の祖国革新党の李海珉(イ・ヘミン)議員は「会社は人ではなくシステムで回らなければならないため、クーパンの内部システムがしっかり作動していれば何もなかっただろう。クーパンのセキュリティガバナンスにどのような構造的弱点があったのか聴聞会で確かめたい」と明らかにした。
金だけではない…順調だったクーパン開発者の裏切りをめぐる疑問増幅=韓国(1)
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