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韓英FTA改善交渉が妥結…自動車の関税優遇拡大、高速鉄道市場を追加開放

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国産業通商資源部の呂翰九(ヨ・ハング)通商交渉本部長が15日(現地時間)、ロンドンで英国ビジネス・通商省のクリス・ブライアント通商担当相と韓英FTA改善交渉の妥結を発表した後、記念撮影に臨んでいる。[写真 韓国産業通商資源部]

韓国と英国は、約2年にわたる交渉の末、自由貿易協定(FTA)の改善交渉を最終的に妥結した。2020年の英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)直後の2021年に発効した既存の協定を見直した。自動車の無関税優遇範囲の拡大や英国の高速鉄道市場の開放などが新たに盛り込まれた。

15日(現地時間)、ロンドンで韓国産業通商資源部の呂翰九(ヨ・ハング)通商交渉本部長と英国ビジネス・通商省のクリス・ブライアント通商担当相が、こうした内容の共同宣言文に署名した。産業通商資源部によると、英国は韓国にとって20位圏輸出国であり、欧州内の核心的パートナーだ。昨年の両国の貿易規模は112億1000万ドル(約1兆7400億円)だった。韓国は主に電気自動車(EV)・乗用車・船舶などを輸出し、英国は原油・医薬品・酒類などを韓国に供給している。


中でも核心となるのは自動車だ。昨年の韓国の対英輸出に占める自動車の割合は36%(23億9000万ドル)に達した。自動車関税は10%だが、従来は当事国内で55%以上の付加価値(部品調達など)が生じていることを証明すれば、無関税の優遇を受けられた。今回の改善交渉では、この基準が25%へと大幅に引き下げられた。特に電気自動車の場合、バッテリー製造過程に投入されるリチウムや黒鉛など主要原料の価格変動により付加価値比率が変わるため、関税優遇をより安定的に適用できるようになると韓国政府は期待している。


KビューティーやKフードなど輸出有望品目の原産地基準も緩和された。化粧品などの化学製品は、化学反応、精製、混合、配合といった主要工程が当事国で行われれば無関税優遇を受けられる。餃子、のり巻き(キムパプ)、キムチなどの加工食品については、従来求められていた域内原材料要件が削除され、主要原料を輸入して韓国国内で生産した場合でも無関税の適用が可能となった。

また、英国は高速鉄道市場を追加で開放することにした。これまで韓国のみが一方的に市場を開放していた構図だったが、英国も門戸を開くことで不均衡が是正される。オンラインゲーム市場も追加で開放された。国境を越えたデータ移転の自由化、コンピューティング設備の現地化要求の禁止、ソースコード提出要求の禁止など、強化されたデジタル貿易規範も大幅に反映された。

サプライチェーン協力も独立した章に体系的に盛り込まれた。レアアース(希土類)、尿素水、バッテリーなど主要原材料の供給不足事態に備え、協力の枠組みを整え、かく乱事態が発生した場合には、両国が指定したホットラインを通じて10日以内に緊急会合を開き、迅速な輸出や代替供給先に関する情報共有などに取り組むことにした。従来の韓英投資保障協定に代わる現代的な投資規範を導入し、投資家対国家の紛争解決制度(ISDS)の乱用を防ぐ仕組みも整えた。英国での製造工場設立初期に、韓国のエンジニアや専門人材の円滑な入国を可能にするビザ制度の整備案も含まれた。

韓国政府は、近く法的検討や協定文の翻訳など、正式署名に向けた手続きを完了する予定だ。正式署名後は、経済的影響評価や国会の批准同意など、協定発効に向けた手続きを進める。呂本部長は「保護貿易主義の拡散で不確実性が高まる通商環境の中、自由市場秩序を強固にし、欧州内の核心的パートナーである英国との経済協力関係を一段階引き上げる契機となった」と述べた。



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