ハンファシステム亀尾(クミ)事業場では中距離地対空誘導武器「天弓」に搭載された多機能レーダーユニットの分解・アップグレード・再組み立て・試験運用がワンストップで可能だ。 [写真 ハンファシステム]
先月から本格的な運営に入ったハンファシステム亀尾事業場は「効率性と特化」に傍点を打って新しく構築された。1977年にサムスン航空防衛産業事業部門としてスタートし、2015年にハンファグループに編入されたハンファシステムはその間、サムスン電子亀尾第1事業場の一部を借りて事業場として使用してきた。竜仁(ヨンイン)にはレーダー研究所を別に設置した。しかし新しい事業場の構築で「ワンストップ生産」が可能になった。
亀尾事業場の構築のためにハンファシステムは約2800億ウォン(約300億円)を投資した。建物6棟、8万9000平方メートル(約2万7000坪)規模だ。キム・ヨンジン亀尾事業場長は「グローバル安保需要の拡大と先端武器体系事業に先制的に対応するための決定だった」と説明した。
従来の事業場と比べて規模は倍以上に拡大したが、物流体系の整備と機能集積で効率性を高めたというのが同社の説明だ。亀尾事業場で5つに分かれていた製造空間は新事業場では1カ所に集まった。2万~3万種類にのぼる部品は自動化された垂直倉庫形態の「オートストア」で管理する。
品質精密度を高める最先端特化施設も備えている。天弓2のレーダー・K2戦車の照準鏡などK防衛産業製品の目と頭脳の役割をする核心電子工学製品を誤差なく生産するからだ。亀尾事業場には国内防衛産業業界で最大規模の1500坪規模のクリーンルームを備えている。特に500坪規模の「無振動清浄室」は一般建物の振動水準の100分の1程度まで振動の影響を最小化している。ハンファシステムの関係者は「高高度でズームしても揺れることのない性能を備えるため、振動をはじめとする異質物など汚染の影響を極小化した施設」と説明した。ここでは小型武装ヘリコプター、中高度無人機、KF-21用電子光学標的追跡装備などを生産する。
ハンファシステムの主要生産・輸出品目の艦艇戦闘体系も亀尾事業場で生産される。韓国海軍の艦艇90隻余りに供給した戦闘体系を開発した海洋研究所がここにある。この日訪れた開発試験棟研究室では、今後「韓国型次期駆逐艦(KDDX)」に搭載される戦闘体系のソフトウェアとハードウェアの統合試験過程が進行されている。ハンファシステムは2020年、KDDX戦闘体系および多機能レーダー開発事業を受注した。現在、KDDXは詳細設計・先導艦事業者の選定を控えているが、どこが事業を担当するにしてもハンファシステムの戦闘体系が搭載されるという。
韓国防衛産業企業の大型輸出は核心部品供給企業ハンファシステムの成長に直結する。7-9月期基準で防衛産業4社の受注残高の合計は91兆ウォンを超えて100兆ウォンを目前にしている。10日、現代ロテムはK2戦車54台と装甲車など地上装備195台のペルー輸出を伝えた。ハンファシステムのチョン・セジン・ コミュニケーション室長は「ハンファグループだけでなくK2戦車、軍艦、戦闘機などに入るハンファシステムの核心技術と装備が結局、韓国防衛産業の性能を決定する」と述べた。
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