ノルウェーの要求条件を満たす米国のPrSM [米陸軍]
ロシアと隣接した北欧のノルウェーと中部欧州のポーランドがそれぞれロシア重要施設を標的とする長距離打撃能力の確保に動き出した。国防メディアのアーミー・リコグニションによると、ノルウェーが潜水艦増強を含む18億8000万ドル規模の投資を検討中で、ここには射程距離500キロの地上打撃能力の確保も含まれた。
ノルウェーのサンドビク国防相が議会に送った要請書で、同パッケージは発射台、ミサイル、訓練システム・物流を含め、北極安保状況が急激に悪化したという政府の判断を反映すると明らかにした。こうした能力には多くの費用がかかるものの抑止力に必須の道具だと説明し、このシステムを通じてノルウェー軍は敵の領土の奥深くにある高価値目標物を脅かすことができると強調した。
ノルウェー軍が北部で射程距離500キロの攻撃システムを運用する場合、ロシア北部艦隊司令部があるムルマンスクとロシアの長距離爆撃機が位置するオレニヤ空軍基地などコラ半島全域の海軍・空軍基地までも打撃できる。
アーミー・リコグニションはポーランドもロシア主要軍事資産を打撃できる長距離打撃能力の確保に動いていると報じた。ポーランドはカリーニングラード、ベラルーシ、そしてロシア西部地域でロシアの活動によって戦略的環境が変化したため、長距離打撃能力を確保しようとしている。ノルウェーとポーランドの動きは敵陣後方数百キロ離れた目標物をメートル級の正確度で打撃できる深層精密打撃能力確保を最優先課題の一つとするNATOの動きと一致する。
ノルウェーは射程距離500キロに達する打撃能力のため韓国のチョンム、イスラエルのPULS、米国のHIMARSを評価した。ポーランドは空対地ミサイルとして射程距離370キロのAGM-158 JASSM、射程距離1000キロのAGM-158/B-2JASSM-ERを導入し、地上戦力ではHIMARS基盤のHomar-Aと韓国のK239チョンム基盤のHomar-Kを保有している。Homar-Kは射程距離290キロのCTM-290弾道ミサイルを発射できるが、ポーランドの未来の要求事項には及ばない。
ノルウェー・ポーランドともに長距離攻撃のために射程距離500キロの米国製PrSMの導入を念頭に置いている。このほか欧州で推進されている射程距離1000キロ以上の地上発射巡航ミサイルも検討している。
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