ソウルのサムスンストア弘大ギャラクシースタジオで市民がギャラクシーリングを見ている。[写真 ニュース1]
米テキサス東部連邦地裁によると、サムスン電子は1日、ヘルステック企業のオーラを相手取り特許侵害による損害賠償と使用中断を求める訴訟を起こした。スマートリングを通じて測定したユーザーの活動データと健康データ、パターンを分析して個人に合わせた1日の運動目標などを推薦するシステムに関する特許だ。今回の訴訟は先月オーラがサムスン電子を相手取り同じ裁判所に販売中断命令を下すよう米国際貿易委員会(ITC)に提訴したのを受けた反撃だ。
サムスン電子は「ギャラクシーリング」を発売する前にオーラを相手取り「非侵害確認訴訟」を提起している。サムスン電子がオーラの特許を侵害していないと主張する訴訟で、オーラ側が動く前にあらかじめ「先制攻撃」をした格好だが、オーラが実際に侵害訴訟を提起して本格的な2次戦が始まった。
2013年に創業したオーラは世界のスマートリング市場の約60%を占める企業だ。昨年基準で企業価値は52億ドル(約8110億円)規模だ。世界のユーザー7万人以上のデータをベースに疾病予測アルゴリズムを開発し、1週間以上長持ちするバッテリー性能を実現した点が長所に選ばれる。業界ではサムスン電子が今回のオーラとの訴訟戦だけは既存のパテントトロールの攻撃とは違った様相の激しい技術主導権争いになると予想される。
◇悩み深まるサムスン
特許訴訟とは別にサムスン電子はギャラクシーリングをめぐり苦悶に陥った状況だ。サムスン電子が昨年7月に指輪形のモバイル機器を初めて出し、中国、米国、英国などでオンライン事前販売分が早々に品切れになるなど、世界市場の関心は熱かった。だが初期の人気が急速に冷めてからは大きな販売成果を出せておらず、会社は後継作の発売などで息を整えている。
業界によると、来年2月に米サンフランシスコで開かれるギャラクシーアンパック(新製品公開)行事でもギャラクシーリング2の公開は行われない予定だ。サムスン電子がヘルスケア分野でモバイル機器の新たな可能性を探しているだけにスマートフォンや時計よりはるかに体に密着し手軽に各種身体データを測定しやすい指輪形の機器は簡単にはあきらめられないアイテムだ。だが短いバッテリー持ち時間、やぼったいデザイン、活用性などの課題を解決しなくては興行に成功することはできないと業界はみている。
サムスンは最近頭にかぶるウェアラブル装置であるギャラクシー拡張現実(XR)機器も発売しているだけにギャラクシーリングとXR機器との連結性も悩んでいる。海外ITメディアのアンドロイドオーソリティは最近ギャラクシーリングのマネジャーアプリを分析した結果、アンドロイドXR機器との連動の可能性を暗示するコードを発見したと伝えた。これからはスマートフォンだけでなく、ヘッドセット機器を操作しながら、これを活用した多様なコンテンツを開発するなど活用性が大きくなると予想される。
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