韓国国立中央博物館の10月17日の観覧客の様子。[聯合ニュース]
国立中央博物館は3日、開館80周年の記念日に合わせて累計観覧客を集計したところ、1億66万9308人を記録したと明らかにした。1945年12月3日、日帝期の朝鮮総督府博物館の建物を引き継ぎ、「国立博物館」という名称で開館した当時、最初の月の観覧客は約4500人だった。国立中央博物館の今年の観覧客は11月30日時点で581万4265人に達し、年間集計を初めて実施した1946年(12万4828人、4つの分館合計)に比べ約46倍に増えている。
この間、博物館の所蔵品も4万6882点から43万8366点へと約9.4倍に増えた。展示用の遺物を拡充するため、多方面で遺物の購入が行われ、文化財の寄贈も量・質ともに大きく拡大した結果だ。特に2021年には、故・李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン先代会長の遺族による寄贈品9797件(2万1639点)が加わった。
1945年の開館当時、景福宮(キョンボックン)内部の6916平方メートルでスタートした施設は、徳寿宮(トクスグン)石造殿(1955年)、現・国立民俗博物館(1972年)、旧・中央庁(1986年)、現・国立古宮博物館(1996年)を経て、2005年に竜山(ヨンサン)へ移転して以降も拡充を続け、現在は14万6754.88平方メートルと、約21倍の規模にまで成長した。
国立中央博物館は、竜山へ移転した翌年の2006年に年間観覧客300万人を初めて達成し、コロナ禍で一時的に落ち込んだものの、2023年には400万人を超え、今年は10月15日に500万人を突破した。博物館側は「最近は平日で平均1万5000人、週末には2万5000人が訪れており、来週中の600万人突破が有力視される」と述べた。
国立中央博物館以外の所属地域博物館の成長も著しい。今年1月から11月までで、国立慶州(キョンジュ)博物館の175万9476人、扶余(プヨ)の88万5168人、公州(コンジュ)の81万88人など、各館の観覧客数をすべて合わせると、総計1341万9800人に達する。
開館80周年を迎え、解決すべき課題も山積している。国立中央博物館では、2024年基準で43万8000点余りの所蔵品のうち、展示に活用されているのは約4.1%に当たる1万8000点余りにとどまっており、展示空間の拡充が最優先課題として挙げられる。このほか、利便施設の拡大、外国人観覧客の増加への対応、人工知能(AI)など新技術の導入による展示の革新といった取り組みも進めていると、博物館側は明らかにした。
国立中央博物館の兪弘濬(ユ・ホンジュン)館長は、「国立博物館の80年は、私たちの文化の原型を守り、再発見し、その価値を国民と世界に伝えてきた歩みだった」と述べ、「今後も韓国文化の中心地として、次の100年に向けた準備を進めていく」と語った。
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