ロシア宮殿の資料写真[Pixabay]
英ガーディアンなどによると、クリスティーズは2日、ファベルジェの卵のひとつである「ウィンターエッグ」が匿名の入札者により落札されたと明らかにした。
金とエナメルで装飾されたファベルジェの卵は帝政ロシアの最後の皇帝ニコライ2世が家族へのプレゼントとするため当時の宝石細工の名匠グスタフ・ファベルジェに注文し作らせた宝石工芸品だ。1885年から1917年までに50点ほどが作られたとされるが、このうち現在個人が所有しているのは7点だけで、ウィンターエッグもそのひとつだ。残りは行方が確認されていないか、機関・博物館が所蔵している。
高さ8.2センチメートルのウィンターエッグは1913年にニコライ2世が母親のマリア・フョードロフナにプレゼントするために作らせた。ウィンターエッグはファベルジェの宝石製作会社で働いた女性職人アルマ・テレジア・ピールが窓に付いた雪の結晶からインスピレーションを得て完成した。水晶を彫刻して作り、4500個のダイヤモンドなどを利用して雪を表現した。
1975年から約20年間行方がわからなくなっていたファベルジェの卵は、1994年にスイス・ジュネーブでクリスティーズのオークションに登場してからコレクターの根強い関心を集めてきた。ロスチャイルド一族が所有するファベルジェの卵は2007年にオークションで890万ポンドで落札された。
この記事を読んで…