火災が発生した高層マンション群「宏福苑」の竹製足場は原型を維持した。 [EPA=聯合ニュース]
30日の香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)などによると、当局はマンション補修工事で燃えやすい資材が使用されたのが被害を拡大させたとみている。香港政府トップの李家超( ジョン・リー)行政長官は竹製足場を金属製足場に変えることを議論中と明らかにした。
しかし市民は鎮火が完了した後も竹製足場は原型を維持したと主張している。窓をふさいでいたスチロフォーム断熱材と足場の上から覆われた緑色の安全ネットが火災を拡大し、これは当局の責任という趣旨だ。工事会社「プレステージ」が2件の安全規定違反が摘発されたにもかかわらず受注したことをめぐっても不正疑惑が提起された。
外壁作業用の足場は金属で製作されるが、香港では超高層ビルにも依然として竹製足場を使用する。香港の市民が竹製足場を中国本土と異なる香港を象徴するものと考え、抗議性の世論が広まっていると、海外メディアは伝えた。
香港中文大のエンドリッチ建築学科教授は「竹はもともと水分が多く、燃焼が遅くて発火に強い」と説明した。竹製足場は中国建築の伝統技術で1000年以上続いてきた。中国はすでに金属に変えたが、香港は高温多湿で海風が頻繁も吹く特性上、竹を維持している。
香港現地で竹製足場関連の建築従事者は約4000人にのぼる。安全ベルトを着用し、長い竹を横と縦に1本ずつ積んで足場を設置する。
今回の火災で政府責任論が強まると、当局は2019年の民主化デモのように反中デモにつながらないよう警告した。駐香港国家安全維持公署は先月29日、「今回の火災をきっかけに反中乱港(中国に反対して香港を惑わす)勢力が騒乱を起こそうとしている」とし「香港をまた送還法反対デモの混乱に戻そうとしている」と明らかにした。
政府の責任を問いただすオンライン請願文を載せた掲示者も警察に逮捕されたという。掲示者と所属団体は監督問題など政府責任究明、独立機構による調査、工事監督制度の見直し、被害住民支援の4つの要求をオンラインに載せたが、現在接続が遮断された。
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