リライアンスグループのムケシュ・アンバニ会長(左)と長男でリライアンスジオインフォコム議長のアカシュ・アンバニ氏(右)。[写真 AP=聯合ニュース]
韓国財界によると、アンバニ会長と長男のアカシュ・アンバニ氏が25日に韓国を訪問する。午前8時ごろ専用機で金浦(キンポ)空港に到着した後、午後10時ごろ帰国する短い日程だ。父子がともに韓国を訪問するのは初めてだ。
アンバニ会長は人口大国のインドで石油化学、エネルギー、通信などの事業分野に進出するインド最大規模のグループを率いる。フォーブスによると、アンバニ会長の資産は1114億ドル規模だ。インドだけでなくアジア最高の富豪で、世界では15位の富豪だ。2012年から40兆ウォンを投資してインド全域に4GLTE通信網を敷いた。ここにサムスンが10年以上にわたり通信装備を単独で供給してきた縁がある。エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)、メタのマーク・ザッカーバーグCEO、グーグルのスンダー・ピチャイCEOもインドで事業機会をつかむため先を争って彼を訪ねるという。
サムスンとしてはVIP顧客の訪韓に最善を尽くして礼節を守る。アンバニ会長父子の14時間ほどの日程を濃密に過ごせるようにする予定だ。アンバニ会長の韓国での訪問先のひとつはサムスン電子水原(スウォン)事業場のイノベーションミュージアムだ。サムスンが誇る世界最大規模の電子産業史博物館だ。海外VIPが立ち寄る所でもある。目に付くのはここをサムスン電子のモバイル・家電事業を総括する盧泰文(ノ・テムン)DX部門長(社長)が案内する点だ。
サムスン電子の器興(キフン)と華城(ファソン)のキャンパスも立ち寄る。器興キャンパスは1983年に開設されたサムスンの半導体神話の聖地だ。1992年に世界で初めて64メガバイトDRAMを開発したところだ。華城キャンパスはサムスン半導体の未来だ。先端ファウンドリー(委託生産)半導体をここで作る。サムスン電子の半導体事業を総括する全永鉉(チョン・ヨンヒョン)DS部門長(副会長)がアンバニ会長を迎えるという。
サムスン電子関係者は「アンバニ会長父子が当初サムスン水原事業場ネットワーク事業部を視察する日程を話し合いながら『サムスンのレガシー(伝統)』を視察する日程に変わった。李会長がアンバニ会長の日程を最終調整したと承知している」と伝えた。アンバニ会長の訪韓最終日程は李会長とソウル市内での夕食だ。アンバニ会長父子はアジア最高の富豪らしく事前に警護員団を送って動線をすべて細かく調査したという。
李会長が長期にわたり各国の政財界関係者と結んだ人脈はサムスンのまた別の競争力として作用してきた。訪韓を契機にリライアンスグループとサムスンの大型取引が成立する場合、別名「JY(李在鎔)ネットワーク」経営の結果とみることができる。李会長は2018年、2019年、2024年に行われたアンバニ会長の3人の子どもの結婚式に韓国から唯一招待され参加した。2019年にアカシュ氏が結婚する際にはインド式のターバンを巻いて参加した姿が話題になった。サムスン関係者は「サムスン電子がインド市場に進出する過程だけでなく大型契約を確保する過程で『JYネットワーク』が大きな役割をしたケースが多い」と説明した。
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