5日、中国海南三亜で開かれた空母「福建」就役式 [中国中央放送(CC-TV) キャプチャー]
国営新華社通信によると、中国の習近平国家主席は5日午後、海南三亜で開かれた「福建」引き渡し式に出席した。習主席は「福建」に乗艦して視察し、電磁式カタパルト射出ボタンも押した。習主席はこの日、主な業務報告を受けた後、「専門技術と戦闘能力を持続的に向上させ、『福建』の戦闘効率性に寄与してほしい」と伝えた。
行事には2000人以上の海軍および空母建造部隊の関係者が出席した。艦長は習主席から人民解放軍旗「八一軍旗」を受けた。この席には中国権力序列5位の蔡奇中央書記局書記(政治局常務委員)、張国清副首相も出席した。最近任命された張升民・中央軍事委員会副主席が行事を進行した。
就役式が開かれた三亜は2019年12月に中国初の国産空母「山東」が海軍に引き渡されたところだ。習主席は当時、清国の「北洋艦隊」設立日に合わせて開かれた行事に出席した。「山東」は「福建」就役式でも共に停泊した。
8万トン級の「福建」が就役し、空母3隻をすべて戦力化すれば、中国海軍力強化の象徴的な場面を演出する。これに先立ち中国国営メディアは「福建」の訓練映像を公開しながら雰囲気を盛り上げてきた。
8月、中国中央放送(CC-TV)は「福建」が電磁式の艦載機出撃装置を試験する場面を初めて公開し、「最後の難関を突破する時間に進入した」と報じた。9月にもJ-35ステルス戦闘機と主力艦載機J-15Tが「福建」から離着陸する訓練映像を公開した。
「福建」の公式就役後、西太平洋地域で米中の軍事的緊張が高まる可能性もある。空母3隻を前に出した中国が第2列島線を越えて影響力を拡大すると予想されるからだ。
列島線は冷戦当時に米国が中国の太平洋進出を防ぐために設定した概念。フィリピン-台湾-沖縄を結ぶ第1列島線、グアム-サイパンを結ぶ第2列島線、ハワイ-南太平洋を結ぶ第3列島線に区分される。6月には「遼寧」が2016年12月に第1列島線を越えてから9年ぶりに第2列島線を越えた事実が伝えられた。
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