ロサンゼルスFCの孫興慜(ソン・フンミン)がNFLロサンゼルス・ラムズのホーム球場を訪れた。 [ロイター=聯合ニュース]
最近「スポーツバイブル」「ザ・サン」など英メディアは「8月にロサンゼルスFCと契約した孫興慜は『オフシーズンに短期レンタルを希望すれば許諾する』というオプションを入れた」と報じた。いわゆる「ベッカム条項」だ。デビッド・ベッカムはLAギャラクシーでプレーした2009、10年、MLSのオフシーズンに短期レンタルでACミラン(イタリア)でプレーした。
Kリーグのように「春秋制」(春にシーズンを開始、秋に終了)のMLSは2月に開幕し、10月からプレーオフに入り、12月にMLSカップ(決勝戦)で終わる。2カ月間ほどオフシーズンがあるが、この期間、「秋春制」(秋にシーズン開始、翌年春に終了)の欧州では激しい順位争いが行われる。
孫興慜がMLSで9得点するなど健在ぶりを示すと、イタリアメディアが「ACミランが孫興慜を短期レンタルする可能性がある」と報じた。ACミランのほか、トッテナム(イングランド)、バイエルン、ミュンヘン(ドイツ)、さらにはFCソウルなども挙がっている。
ロサンゼルスFCのチェルンドロ監督は「政治から私のヘアスタイルまで人々はいろんな話をする」とし「(孫興慜のレンタルは)よく知らない。確かなことは孫興慜がチームに献身的という事実」と語った。
10年間プレーしたトッテナムを離れながら「この老人が必要ならいつでも連絡してほしい」と話した孫興慜の短期レンタルの噂にトッテナムのファンは歓迎する雰囲気だ。英ギブミースポーツも「可能性は低いが、トッテナムのトーマス・フランク監督が孫興慜の経験が必要な場合、一時復帰させる可能性はある」と報じた。
孫興慜は来年6月の北中米ワールドカップ(W杯)に専念するだけに、オフ期間に欧州に渡って無理をするよりリフレッシュするのがよいという指摘も出ている。実際、ベッカムは2010年にACミランでプレーしてアキレス腱を負傷し、同年のW杯に出場できなかった。ロサンゼルスFCは来年2月にイベント大会「コーチェラ・バレー・インビテーショナル」に出場する。孫興慜がこの大会に出場する場合、来年1月中にチームに復帰する。
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