インド北部チャンディガルの金細工店に展示された金塊。[写真 ロイター=聯合ニュース]
ロイター通信によると、21日の金現物価格は米東部時間午後1時45分基準1オンス=4115.26ドルで前日より5.5%下落した。これはコロナ禍だった2020年8月以降で1日の下げ幅としては最大だ。
金先物価格も急落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引された12月引き渡し分金先物も1オンス=4109.10ドルで前日より5.7%下落した。
国際金価格は今年に入ってから約60%上昇していた。前日にも現物基準で4381ドルまで上がり過去最高値を塗り替えていた。
しかし短期間の急騰にともなう負担とともに米国主要企業の7-9月期の好実績が投資心理を回復させると安全資産である金を売ってリスク資産にシフトする動きが拡散した。
ブルームバーグは最大の金購入国のインドがヒンズー教最大の祭りであるディワリに合わせて休場し取引流動性が減った点も下落傾向をあおったと分析した。
金属情報会社キトコメタルズのアナリストは「今週に入り改善された市場のリスク選好心理が安全資産貴金属の下落要因として作用している」と評価した。
一方、銀価格もともに急落した。国際銀現物価格は同じ時間基準で前日より7.6%安の1オンス=48.49ドルで取引され下げ幅が金より大きかった。
投資家の関心は24日に発表される米国の9月の消費者物価指数(CPI)に集まっている。連邦政府のシャットダウン(一時的業務中断)により主要経済指標の発表が中断されたが、米労働統計局は当初予定より9日遅れの24日にCPIを発表する予定だと明らかにした。
今回のCPIの結果は28~29日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)が金利方向を決めるのに重要な変数として作用する見通しだ。
金は利子や配当を支給しない資産で通常は米国の実質金利が低くなるほど価格が上昇する傾向を見せる。
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