テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)。[写真 ロイター=聯合ニュース]
米航空宇宙局(NASA)臨時局長を兼任しているダフィー運輸長官はこの日CNBCとのインタビューで、NASAの月着陸計画「アルテミス」と関連し「われわれはある企業だけを待たないだろう。これを積極的に押し進めて中国との2度目の宇宙競争で勝利するだろう」と話した。
ダフィー長官が言及した「ある企業」とはスペースXを指す。スペースXは2021年にNASAと契約を結び、アルテミス3段階任務で宇宙飛行士を月に着陸させる宇宙船を作ることにした。
しかしスターシップは人類の火星移住を念頭に置いた超大型宇宙船で、完成まで依然として多くの技術的手続きと検証が残っており、スケジュールがずれ込む懸念が提起されてきた。
これによりNASAが2027年の実行を目標とするアルテミス3段階任務に影響する可能性が大きくなり、ダフィー長官は「スペースXの日程が延期され続けている。トランプ大統領と私は任期中に月に到達することを望んでおり必要な契約を再検討するだろう」と話した。
彼はまた「有人探査船が月軌道を飛行するアルテミス2段階任務が当初計画より早い来年2月初めに行われるかもしれない」としてNASAが「2028年月復帰」を目標にしていると付け加えた。
ダフィー長官はスペースXの競合会社であるブルーオリジンが代替事業者に浮上する可能性があることを示唆した。ブルーオリジンが主導するナショナルチームの核心構成員であるロッキード・マーチンの副社長はロイター通信に「スペースXのスターシップ着陸船を代替できる月着陸船について重要な技術的・プログラム的分析を遂行している」と明らかにした。
スペースXは最近2度にわたりスターシップの地球軌道飛行試験に成功したが、それまでの3回の試験で連続して失敗し、開発遅延の懸念が出ていた。
これに対してマスク氏はXを通じて反論した。彼は「スペースXは他のどんな宇宙産業企業より稲妻のように速く動いている。スターシップは結局月任務全体を遂行することになるだろう」と自信を見せた。
米国が「2度目の宇宙競争」と呼ばれる中国との月探査主導権争いの中でスペースXへの依存度を調整する可能性を示唆しただけに、NASAの今後の契約方向に関心が集まる。
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