英国のアンドルー王子。[写真 AFP=聯合ニュース]
BBCなどによると、アンドルー王子はこの日声明を通じ、「私に関する相次ぐ疑惑が王室の業務の妨げとなり、国王と家族との協議の末に結論を下した」としてこのように話した。
エリザベス女王と夫フィリップ卿の二男であるアンドルー王子はこれまでさまざまな醜聞に包まれてきた。
その中で最大の醜聞は米国の富豪で未成年者性搾取犯であるジェフリー・エプスタイン氏が雇用した女性スタッフのバージニア・ジュフリーさんが17歳の時に強制的に性関係を結んだという疑惑だ。
アンドルー王子は2022年にジュフリーさんが起こした民事訴訟で和解したが責任を認めることはなかった。アンドルー王子はこの日の声明でも「私に対する疑惑を強く否認する」と話した。
アンドルー王子はすでに王族としての公式業務から退いており、「殿下」という呼称も失った。だがエリザベス女王から受けた「ヨーク公爵」の爵位は維持しており公式にはこの称号で呼ばれた。
しかし最近エプスタイン氏と関連した追加疑惑が指摘され圧迫を受けてきた。アンドルー王子は2010年12月にエプスタイン氏とすべての連絡を絶ったと主張したが、その数カ月後にも電子メールでやりとりしていたことが明らかになった。
ジュフリーさんは4月に自殺したが、彼女の回顧録が出版を控えている。日刊ガーディアンはこの回顧録にアンドルー王子がジュフリーさんの性関係が当然の権利であるかのように行動したという内容が盛り込まれていると報道した。
昨年には英国でスパイ活動をしたと疑いをかけられる中国人事業家との親密な関係が問題になった。
結局アンドルー王子はヨーク公爵とインバネス伯爵、ガーター騎士団王室騎士などの称号をすべて返上することになった。
ただ、「王子」という称号は女王の息子として生まれたことで得たもののため維持され、王位継承順位も8位でそのままになるだろうとBBCは伝えた。
彼の順位はチャールズ国王の長男ウィリアム王子とウィリアム王子の3人の子ども、チャールズ国王の二男ヘンリー王子、ヘンリー王子の2人の子どもの次だ。
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