16日、史上最高値で取引を終えたKOSPI指数。[ニュース1]
この日午前、金容範(キム・ヨンボム)大統領室政策室長が韓米関税交渉の見通しについて「肯定的に見ている」と明らかにし、金正官(キム・ジョングァン)産業通商資源部長官も韓米通貨スワップ締結の可能性に言及したことで、投資心理が回復した。これを受け、米国関税の直撃を受けていた現代(ヒョンデ)自動車の株価はこの日8.28%、起亜(キア)は7.23%上昇し、全体指数を押し上げた。
半導体景気が好況期に入ったとの分析が出る中、サムスン電子は2.84%上昇し9万7700ウォンとなり、「10万電子」の高地に近づいた。SKハイニックスも7%以上上昇し、45万2500ウォンで最高値を更新した。
一方、SK㈱はこの日、大法院(最高裁判所)がSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長とアートセンター・ナビの盧素英(ノ・ソヨン)館長の離婚訴訟の三審で財産分与をやり直すよう命じ、事件を再び高等法院(高等裁判所)に差し戻したことから、グループ全体の経営をめぐる不確実性が拡大し、5.62%下落した。
証券界では、今後KOSPIがさらに上昇するとの見通しが相次いだ。韓国投資証券のキム・デジュン研究員は「政府の株主還元政策の方針と、米連邦準備制度の金融緩和基調により、KOSPIは今後1カ月で3650まで上昇する可能性がある」と述べた。
グローバル投資銀行(IB)のモルガン・スタンレーも、来年KOSPIが4200に達する可能性があると予測した。
この日、外国為替市場におけるウォン相場は前営業日比3.4ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1417.9ウォンで取引を終えた。
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