韓国の金珍我(キム・ジナ)外交部第2次官、朴星柱(パク・ソンジュ)警察庁国家捜査本部長など、法務部・警察庁・国家情報院で構成されたカンボジア事態政府合同対策チームが15日(現地時間)、カンボジア・テチョ国際空港を通じて入国している。合同対策チームは、カンボジア当局と拘束された韓国人の送還、韓国警察駐在官および協力官の追加派遣などの協力体制について協議する予定だ。[写真 ニュース1]
16日、仁川国際空港警察団によると、警察は前日午後7時ごろ、仁川空港第1旅客ターミナル搭乗ゲート前で、カンボジア・プノンペン行きの航空機に搭乗しようとしていたAさんの出国を制止した。
空港警察団は前日から、警察官4人を仁川空港のカンボジア行き航空機搭乗ゲートに配置し、犯罪被害の疑いがある人物を対象に職務質問を行っている。
検問の際、Aさんは警察官との面談の中で「本業を辞めて休んでいたところ、以前テレグラムで知り合った人が航空券を送ってくれた」と説明したという。Aさんはテレグラムの会話内容の公開を拒み、行き先や宿泊先についても具体的に説明できなかったことが分かった。航空券を提供した知人とは実際には一度も会ったことがなく、すべてのやり取りはテレグラム上で行われていたという。
警察は、Aさんが詐欺組織による現地人員募集の手口で誘引されていると判断した。犯罪への関与の可能性を懸念した警察は、「カンボジアでは韓国人を狙った犯罪が横行している状況なので、私たちを信じて相談を受けてほしい」と説得を重ねた結果、Aさんの出国を止めさせて帰宅させた。
警察は、近くAさんを呼んでテレグラム上の知人との連絡経緯や犯罪関与の可能性などについて捜査を行う方針だ。
警察関係者は「カンボジア行き航空機の搭乗ゲート前に引き続き警察官を配置し、犯罪への関与が疑われる搭乗者には出国しないよう勧める計画」と説明した。
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