作曲家であり歌手としても活動しているEJAE(イジェ)は、『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の代表OST『Golden』を作曲し、ルミ役として歌唱も担当した。[写真 ネットフリックス]
これは10月15日午前、ソウルCGV竜山(ヨンサン)アイパークモールで韓国メディアと初めて対面したシンガーソングライターEJAE(イジェ、本名キム・ウンジェ、34)の言葉だ。EJAEはネットフリックス(Netflix)アニメ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の代表主題歌(OST)『Golden』などを自ら作曲・歌唱した作曲家兼歌手だ。
この映画は、ガールズグループであり退魔師でもある「HUNTR/X(ハントリックス)」が、K-POPボーイズグループであり悪霊でもある「Saja Boys(サジャボーイズ)」と戦い、世界を救う物語だ。6月20日の公開以降、『イカゲーム』を抜いてネットフリックス歴代累計視聴数1位、OST『Golden』が米ビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で8週連続1位を記録するなど、世界的な人気を裏付けている。
『Golden』のほかにも『Take Down』『Your Idol』などの作曲に参加したEJAEは、「『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』で見せたかったのは韓国文化だった」と語った。
「子どもの頃、アメリカ人が韓国をよく知らなかったことが悔しかった。今では(アメリカの人たちが)K-POPだけでなくKビューティー、Kムービーなど、『K』が付くものにはすべて関心を持つようになった。『韓国は今、勢いに乗っている(Korea is killing it)』という言葉をよく聞く」
韓国系米国人であり現在米国在住の彼女は、子どもの頃からSMエンターテインメントの練習生として10年以上にわたり歌手の夢を育んできた。しかしデビューには至らず、その後は作曲に集中し、「本当の自分を見つける経験をした」と振り返る。TWICE(トゥワイス)など韓国のガールズグループの楽曲制作に携わり、作曲家としての地位を築いた彼女は、2020年に音楽仲間の紹介で『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』OSTの作曲チームに加わった。
EJAEは『Golden』の人気について「世界的にさまざまな出来事が起こる中で、希望のこもった歌詞とメロディーを持つ『Golden』が多くの人に受け入れられたのだと思う。私を含め、すべての人に必要な曲だったのではないか」と話した。続けて、「今後は大好きなK-POPグループであるaespa(エスパ)やBTS(防弾少年団)ともコラボしてみたい」との希望も明かした。
EJAEは今月24日にソロデビューシングル『In Another World』を発表し、活動を続けていく予定だ。
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