トランプ米大統領(右)が14日(現地時間)、米ホワイトハウスのローズガーデンで先月暗殺された青年保守団体活動家チャーリー・カーク氏に死後に授与する「自由のメダル」をカーク氏の妻エリカ氏に伝達している。 [ロイター=聯合ニュース]
トランプ大統領はこの日、チャーリー・カーク氏の誕生日を迎えてホワイトハウスのローズガーデンで開かれた自由のメダル授与式で、「我々は、自由のための恐れを知らぬ戦士、次世代を鼓舞させた愛される指導者、そして最も深い信念と最高の品格、最も優れた資質を持った偉大な愛国者チャーリー・カーク氏を称えて記憶するために集まった」と述べた。カーク氏礼賛は約30分間の演説中続いた。トランプ大統領はカーク氏をソクラテス、サンピエトロ、エイブラハム・リンカーン、マーチン・ルター・キング・ジュニアに例えて「真実と自由のための殉教者」と呼んだ。
◆「カーク氏は真実と自由ための殉教者」礼賛
軍関係者が代読した自由のメダル授与事由書には「チャーリー・カーク氏は全国を訪問しながら建国理念に対する尊重回復、国家アイデンティティの再覚醒、宗教的献身の再点火のための運動を率いた。彼は当代最高の論客であり疎通家だった」という内容があった。トランプ大統領はカーク氏の32歳の誕生日だったこの日を「チャーリー・カーク追悼日」と宣言する布告文に署名した。
カーク氏の代わりにメダルを受けた妻エリカ氏は「チャーリーは(トランプ)大統領の自由に対する献身を常に尊敬し、これは2人が共有する価値だった」とし「チャーリーが生涯を捧げたことへの支持を私は永遠に大切にする」と謝意を表した。
カーク氏は2012年に青年保守団体「ターニングポイントUSA」を創設し、昨年の大統領選挙で保守青年層の投票参加を促し、トランプ大統領の当選に寄与したという評価を受ける。トランプ大統領の支持層MAGA陣営内に多くの追従者を置く「保守青年アイコン」と呼ばれたりした。
◆カーク氏批判の外国人6人のビザ取り消し
そのカーク氏が先月10日、ユタ・バレー大学の行事で演説中に銃撃を受けて死亡すると、トランプ大統領は追悼式で「米国の偉大な英雄を失った」と哀悼し、国家機関に弔旗掲揚を指示した。国務省が14日、カークを批判する言葉をソーシャルメディアに投稿したアルゼンチン人6人の外国人ビザを取り消したとし、その掲示物を公開した。
「大統領自由のメダル」は米大統領が民間人に授与する最高等級の勲章で自由、民主主義、人権、そして芸術文化など多様な部門で米国の価値と理想を実現するのに輝かしい功績を残した人物に授与される。大統領の全権で受賞者が決定するため、当代の大統領が強調する価値がそのまま投影され、各政権が追求する時代の精神を読み取ることができる。
◆「急進左派の暴力は容認できない」強硬意志
トランプ大統領はカーク氏に自由のメダルを授与しながら国家的英雄と称え、これを通じて保守支持層の結集を最大化する政治的効果を狙ったようだという分析が出ている。トランプ大統領は特に自身が極左と規定した反対勢力に対する強硬対応をこの日、何度か強調した。トランプ大統領は「米国は急進左派の暴力、極端主義、テロを絶対に容認してはいけない。彼らは悪魔の理念を抱いている」と非難した。そして「左派は特に極度に暴力的に変わるようだ」とし、自身と移民関税執行局(ICE)を狙った銃撃事例を挙げた。
これに先立ちトランプ大統領はカーク氏暗殺事件をきっかけに反ファシズムを標ぼうする左派運動「アンティファ(Antifa)」を「国内テロ団体」に指定した。トランプ大統領はこの日の追悼演説で急進左派団体を激しく非難した後、「我々は都市が安全を失うのを放置しない」とし、ワシントン、シカゴ、メンフィスなど親民主党性向が強い都市に対する州防衛軍投入措置を正当化した。
◆「MAGAイデオロギー聖域化の動き」批判
カーク氏は保守陣営で「自由の戦士」と呼ばれるが、人種、性的少数者(LGBTQ+)、トランスジェンダー権利などに対する嫌悪と差別を助長するような発言や極右性向が論議を呼んだりした。このため大統領が最高勲章を授与する行為自体が政治的メッセージと解釈され、一部では「MAGAイデオロギーの聖域化」という批判が出ている。AP通信は「カーク氏の政治的立場は時には分裂的だった」とし「トランプ大統領の虚偽主張を繰り返し、警察の過剰鎮圧で死亡して人種的不義に対する全国的論争を触発した黒人男性ジョージ・フロイド氏をゴミ(scumbag)と言った」と指摘した。
メダル授与式にはJ・D・バンス副大統領、マイク・ジョーンズ下院議長、スージー・ワイルズ大統領首席補佐官、ルビオ国務長官、ベッセント財務長官、ヘグセス国防長官、ラトニック商務長官ら政府と共和党の核心人物が出席した。この日、ホワイトハウスを訪問してトランプ大統領と会談したアルゼンチンのミレイ大統領も出席した。トランプ大統領はこの日の会談でミレイ大統領に対し「真のMAGAだ。アルゼンチンを再び偉大にするだろう」と称賛した。
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