米国ニシローランドゴリラのデニー(Denny)。[写真 サンディエゴ動物園]
14日、動物園や海外メディアの報道などによると、事故は先週末の午後、「ゴリラ・フォレスト(Gorilla Forest)」展示区域で起きた。当時、10歳のニシローランドゴリラ「デニー(Denny)」が全力疾走するようにガラス壁に向かって突進し、これによって三重構造になっていた保護ガラスのうち1枚が粉々に砕けた。
この場面は、その場にいた観覧客たちのスマートフォン映像にそのまま収められた。映像には、デニーが突然突進するやいなや、悲鳴を上げながら後ずさりする家族たちの様子が映っている。
観覧客のジャッキー・ダブラーさんは、現地放送局10ニュース(10News)に「最初は地震が起きたのかと思った」とし「本当に怖かったが、警備員たちがすぐに駆けつけて、状況をうまく収拾した」と語った。
現在、デニーと仲間のゴリラたちは修理作業が終わるまで臨時の保護施設に移されている。デニーの今回の突発的な行動は、数週間前に兄ゴリラの「マカ(Maka)」が心臓疾患で突然死んだことによるストレス反応とみられている。
動物園側は「思春期に差しかかったオスのゴリラにとって、このような突進行為や物を引きずったり横跳びしたりする行動は、自然なエネルギー発散の一種」とし「攻撃性とだけ見ることはできない」と説明した。
サンディエゴ州立大学の人類学教授で霊長類行動の専門家であるエリン・ライリー(Erin Riley)博士は、CBS8のインタビューで「オスのゴリラは“チャージング・ディスプレイ(charging display)”と呼ばれる威嚇行動をよく行う」とし「これは力を見せつけたり、視線を合わせたりするなど、不快な状況に対する反応だ」と説明した。さらに「ゴリラは、人間が目をまっすぐ合わせてくることを脅威と感じている」とし「観覧客がそのことを知らずに刺激してしまう場合が多い」と付け加えた。
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