10月12日(現地時間)、米ワシントンD.C.のスミソニアン国立自然史博物館の前で、子どもが館内をのぞき込んでいる。博物館は米連邦政府のシャットダウン(一時的業務停止)が続くなか、暫定的に運営していた予算が尽き、閉館した。[ロイター=聯合ニュース]
スミソニアン財団は10月13日(現地時間)、ソーシャルネットワークサービス(SNS)X(旧ツイッター)を通じて「政府のシャットダウンにより、12日から傘下の19の博物館と国立動物園、研究センターを一時閉鎖する」と発表した。国立動物園も公式ホームページで「動物の飼育と給餌は通常通り行われるが、一般観覧およびライブカメラの運営は中断される」と明らかにした。
ワシントンD.C.を中心に21の博物館と14の研究・教育センターを運営するスミソニアン財団は、連邦政府の補助金と民間からの寄付金で運営されている。シャットダウン発生後も、前会計年度の残余予算を用いて開館を続けてきたが、その資金が尽き、最終的に閉鎖に至った。2018〜2019年にかけて35日間続いた過去最長のシャットダウンの際にも、同財団は11日間開館を維持したのち、閉鎖された前例がある。
シャットダウンの長期化は公共サービス全体にも打撃を与えている。スコット・ベッセント米財務長官はこの日、フォックス・ビジネスのインタビューで「状況は深刻化しており、実体経済に影響を及ぼし始めている」と警告した。また、「政府は米軍への給与支払いを優先するため、他の連邦サービス支出を保留しており、一部の公務員は無給休職(furlough)に入っている」と述べた。
今回のシャットダウンは、「オバマケア(全国民健康保険)」補助金の延長をめぐる民主・共和両党の予算案対立が引き金となった。新会計年度(2026会計年度=10月1日〜翌年9月30日)の予算案が議会を通過できず、連邦政府は資金難に陥っている。現在、国防・治安などの必須人員を除く大多数の公務員が無給状態にある。
米シンクタンク「超党派政策センター(BPC)」によると、約140万人の連邦公務員が無給休職中、あるいは給与なしで勤務しているという。トランプ政府は10日、約4000人の公務員に解雇を通告したと伝えられている。
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