9月30日、京畿道竜仁市処仁区(キョンギド・ヨンインシ・チョイング)エバーランドの『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』テーマゾーンで、来場客が同アニメの登場人物「Saja Boys(サジャボーイズ)」フォトゾーンで写真を撮っている。[写真 ニュース1]
9月26日、京畿道竜仁(キョンギド・ヨンイン)のエバーランドはNetflixとコラボレーションした同作のポップアップゾーンをオープンした。テーマゾーンには作品の世界観に合わせたインテリアをはじめ、韓国の軽食メニューを提供する食堂やキャラクターをテーマにしたミッションゲーム、インタラクティブフォトゾーン、限定グッズなどが用意されている。
1日、エバーランドによると「ケデホンゾーン」にはわずか5日で1万人が訪れたという。現地を訪れた観光客からは「待ち時間だけで1時間だった」という感想が寄せられるほど人気を集めている。
このようにポップアップゾーンが人気を博す中、一部ネットユーザーの間で軽食セットの価格が話題になっている。
ここで販売される軽食セットは、作品に登場する架空のK-POPグループ「HUNTR/X(ハントリックス)」と「Saja Boys(サジャボーイズ)」をコンセプトにしている。提供される量は2~3人分ほどと案内されていたが、実際訪れた観光客によると3~4人でも十分な量だったという。問題はその価格だ。
3万8000ウォン(約3980円)の「HUNTR/Xセット」は、トッポッキとキンパ、スンデ(豚の腸詰)、タッカンジョン(鶏の甘辛揚げ)に加え、食品メーカー農心(ノンシム)から出ている「HUNTR/X」バージョンの辛ラーメンミニカップがついてくる。3万6000ウォンの「Saja Boysセット」は、スリラチャマヨ味トッポッキと韓国おでん、タッカンジョン、おにぎりで構成されている。
各セットを購入すると同作のポスター1種がついてくる。
テーマパーク関連のレビューを主に扱う韓国ユーチューバー「チェグオン」は、このセットを紹介しながら「価格に比べて料理の構成やクオリティは残念だったが、セットメニュー購入時にポスターが無料でついてくるので、同作が好きなら一緒に体験してみることをおすすめする」と紹介した。
しかしネットユーザーたちは驚きを示した。この動画のコメント欄には「外国人はともかく、韓国人は買ってまで食べないだろう」「2万ウォン前後が適切では」という意見が寄せられた。あるネットユーザーは「鬱陵島(ウルルンド)を非難することはない」とし、最近「ぼったくり料金」で論争となった鬱陵島を引き合いに出した。
さらに「オタ活のためにはお金を稼がないと」「買わなければ済む話だが、高すぎる。この軽食が3万8000ウォンなんて」、「これが“Kぼったくり”」「2万ウォンのポスターに軽食セットが付いてくる構成ではないのか」と、設定価格に対して驚く反応が大半を占めた。
「軽食の原価がこんなに高いはずがない」とし、作品の知的財産権やソニーピクチャーズの版権購入による米国関税の適用、テーマパーク手数料など、他の要因を分析するコメントも続いた。
オンラインコミュニティには軽食のレビューとして「量は十分だが、遊園地でよくある冷凍食品の味だった」という酷評もあった。
しかし、作品の世界観をよく反映している点については、ほとんどが高い評価を与えた。ある人は「コスパ面では残念だ」としつつも、「食堂全体のインテリアが作品の世界観が再現されていて、ケデホンファンなら一度は訪れる価値がある」と伝えた。
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