米国のドナルド・トランプ大統領(右)とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が29日(現地時間)、ワシントンD.C.ホワイトハウスで開かれた共同記者会見の後に握手している。[写真 EPA=聯合ニュース]
米ホワイトハウスは29日、20項目で構成された「ガザ紛争終結のためのトランプ大統領の包括計画」を公開し、「ガザ地区は近隣国家に脅威を与えず、過激主義が排除されたテロのない地域となる」とし「ガザ地区はすでに十分に苦しんだ住民のために再開発される」と明らかにした。さらに「双方(イスラエル‐ハマス)がこの提案に同意すれば戦争は直ちに終結する」とし「空爆・砲撃などすべての軍事作戦は中断され、完全な段階的撤収条件が満たされるまで前線は凍結状態を維持する」と述べた。
◇「イスラエル‐ハマスが同意すれば戦争終結」
和平案には、イスラエルが合意を公に受け入れた後72時間以内に、ハマスが生存者・死亡者を含むすべての人質を返還し、続いてイスラエルは無期懲役の服役囚250人と、2023年10月7日以降に拘束された女性や子どもを含むガザ住民1700人を釈放する、という内容が盛り込まれている。
ホワイトハウスは「すべての人質が解放されれば、平和的共存を約束し武装解除に同意したハマス構成員には恩赦が与えられ、ガザを離れたいハマス構成員には安全な通行が保証される」と明らかにした。ハマスが今回の合意に応じる場合、ガザ地区には全面的な支援が提供されると説明した。その内容には、▷水道・電気・下水道などインフラの復旧 ▷病院・製パン所の再建 ▷がれきの除去および道路開通のための必須機材の搬入--が含まれる。
◇「非政治的パレスチナ委員会がガザを統治」
ガザ地区は非政治的かつ技術官僚的性格のパレスチナ委員会が暫定的に統治を担うことになる。この委員会は一定の資格を備えたパレスチナ人と国際専門家で構成され、トランプ大統領が議長を務め、トニー・ブレア元英国首相をはじめとする他の加盟国および国家首班が参加する新たな国際過渡機構「平和委員会」の監督・監視を受けることになる。
あわせて、米国がアラブ地域および国際パートナー国と協力してガザに暫定的な国際安定化部隊(ISF)を編成した後、即時配備する内容も含まれた。ISFはパレスチナ警察を訓練・支援し、イスラエル・エジプトと協力して国境警備を支援する。イスラエルはガザを占領または併合しない。ISFがガザ地区を統制すれば、イスラエル国防軍(IDF)は占領中のガザ領土を段階的に移譲し、保安境界地域を除いてガザから完全撤収する計画だ。
トランプ大統領はこの日、ネタニヤフ首相との首脳会談後の共同記者会見で、ガザ地区戦争終結に向けた自身の和平案にネタニヤフ首相が同意したことに謝意を示した。トランプ大統領は「ハマスが受け入れるならば、すべての人質を解放するが、72時間を超えてはならない」とし「これは戦争自体の即時終結を意味する」と述べた。
トランプ大統領はまた「ガザの迅速な非武装化」が終戦の核心前提条件であることを明確にした。彼は「ハマスとすべてのテロ組織の軍事能力を即時に解体しなければならない」とし「トンネルや武器製造施設を含むすべてのテロ基盤施設を破壊し、ガザ地区の新たな暫定政府と協力してイスラエル軍の段階的撤収日程についてすべての当事者が合意するだろう」と述べた。さらに「ハマスが合意を拒否する可能性は常にあるが、肯定的な回答があるだろうという予感がする」と付け加えた。
◇ネタニヤフ首相「トランプ計画を支持」
ネタニヤフ首相は「私は今日、我々がガザ戦争を終結させ、中東の平和を画期的に前進させる土台を築く重大な一歩を踏み出しつつあることを信じている」とし「私はガザ戦争終結のための(トランプ)大統領の計画を支持する」と述べた。続けて「すべての人質をイスラエルに戻し、ハマスの軍事的能力を解体し、彼らの政治的支配を終わらせ、ガザが二度とイスラエルに脅威を与えないよう保障する」と強調した。
ネタニヤフ首相は「(トランプ)大統領の計画は、我々政府の戦争終結のための5大原則と一致する」とし、①人質全員の即時解放 ②ハマスの武装解除 ③ガザの非武装化 ④イスラエルの安全境界線維持 ⑤ハマスやパレスチナ自治政府ではない民間行政機構によるガザ統治--を終戦計画の核心として説明した。
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