29日、シアトルとのシーズン最終戦の最初の打席で2ランを放った金慧成(キム・ヘソン) [ロイター=聯合ニュース]
29日に行われたメジャーリーグ(MLB)最終戦で、金慧成はシアトル・マリナーズとのアウェー戦に8番・二塁手で先発出場し、本塁打を放った。2回表の最初の打席で2ランを打ってチームの勝利(6-1)に貢献し、決勝打の主人公になった。今季3号で、6月1日のニューヨーク・ヤンキース戦の2ラン以来120日ぶりの本塁打。
その後の3打席で安打がなかった金慧成の今季の成績は71試合で打率2割8分0厘 45安打、3本塁打、17打点、18得点、13盗塁、OPS(出塁率+長打率) 0.699となった。
最近の5連勝など93勝69敗でナショナルリーグ西部地区を制したドジャースはワールドシリーズ2連覇に向けて秋の進軍を始める。来月1日からシンシナティ・レッズを相手にナショナルリーグ・ワイルドカードシリーズ(3戦2勝制)に入る。シーズン最終戦で本塁打を打って強い印象を残した金慧成には、MLBポストシーズンに合流できるかどうかがもう一つの挑戦だ。
サンフランシスコ ジャイアンツの李政厚は最終戦で3安打をマークし、メジャー2シーズン目を良い形で終えた。コロラド・ロッキーズとのホーム試合に6番・中堅手で先発出場し、4打数3安打2打点と活躍した。シーズン最終成績は150試合で打率2割6分6厘 149安打、8本塁打、55打点、73得点、10盗塁で、OPSが0.734。歴代アジア選手でシーズン最多三塁打となる12本をマークし、新たな里程標を立てた。
サンフランシスコはコロラドに4-0で勝利し、81勝81敗の5割の勝率でシーズンを終えた。ナショナルリーグ西部地区3位でワイルドカード順位5位に終わり、ポストシーズン進出に失敗した。
アトランタ・ブレーブスの金河成はピッツバーグ・パイレーツとのホーム試合に5番・遊撃手で先発出場し、3打数無安打1四球だった。アトランタは4-1で勝利し、最終成績76勝88敗でシーズン日程を終了した。
金河成は今季、タンパベイ・レイズ所属でスタートしたが、けがが続いて振るわず、今月初めにアトランタに移籍してから復活した。タンパベイでは24試合で打率2割1分4厘、2本塁打、5打点、5得点、6盗塁、OPSは0.611だったが、2日にアトランタに合流した後は24試合で2割5分3厘、 3本塁打、12打点、14得点、OPSは0.684と調子を上げ、遊撃手に定着した。シーズン末に金河成が10試合連続安打をマークすると、アトランタも11連勝するなど相性も良かった。
金河成はアトランタ合流当時、タンパベイ時代の契約条件を継承し、今季終了後のオプトアウト(従来の契約を破棄してFA資格獲得)権利を持つ。FA宣言をせずアトランタに残る場合、1600万ドル(約24億円)の年俸が保証される。アトランタが3年・総額6500万ドル前後の金額で長期契約を提示するという米メディアの見方もある。
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