トランプ米大統領 [ロイター=聯合ニュース]
国防総省の内部文書によると、トランプ大統領は30日、米バージニア州クワンティコ海兵隊基地で開催される全軍指揮官会議に出席する。これに先立ちヘグセス国防長官は世界各地で勤務中の幹部を含む将官を対象に会議に出席するよう指示した。
WPは今回の会議の出席者を約800人と推算した。これほどの規模の全軍指揮官会議は極めて異例だが、ヘグセス長官と国防総省は理由は明らかにせず、軍内部では混乱と不安が高まった。一部では大規模な解雇や降格が発表されるという懸念も生じた。ヘグセス長官は就任後に将官級20%を削減すると公言し、女性将官など約20人をすでに解任した。
ヘグセス長官はこの日、1時間ほど行った演説で、軍の基準と戦士の精神を強調したという。具体的に軍が「政治的正しさ」を考慮したため戦闘力が弱まったと主張し、戦士の精神を復元すると明らかにした。。
WPはこの日の会議に大統領が出席することで日程が変更される可能性があり、軍の政治的雰囲気をさらに深める可能性があると指摘した。
一方、中東、欧州、インド太平洋軍指揮官も出席し、航空料や宿泊費、移動などで費用は数百万ドルにのぼると推算される。一度に1カ所に集まることに対する安保上の懸念も強まる状況だ。特に会議の日が米連邦政府の会計年度最終日であるうえシャットダウンの可能性もあり、核心人員の足止めなどの不安感も生じている。
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