先月23日(現地時間)、東京の首相官邸で首脳会談前に記念撮影をする李在明(イ・ジェミョン)大統領と石破茂首相 [写真 大統領室]
石破首相の訪韓は先月再開されたシャトル外交に基づき、両首脳が近いうちに韓国で会うことにしていたと、大統領室は説明した。先月23、24日に日本を訪問した李大統領は石破首相にシャトル外交を提案し、「首相が地方均衡発展に格別の関心を持っていると聞いたが、次のシャトル外交の一環で韓国を訪問することになる場合、ソウルでなく大韓民国の地方で一度会いたい」と話していた。
姜報道官は韓日首脳会談場所として釜山を選択した理由について「首脳会談で(両首脳が)夕食をする時(石破首相が)地方都市を訪問したいと述べた」とし「ソウル以外の都市を意味するものであり、第一に釜山を選択したのでないのかと思う」と伝えた。
釜山で韓日首脳会談が行われるのは、2005年当時に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と小泉純一郎首相が釜山アジア太平洋経済協力会議(APEC)を契機に会って以来20年ぶり。2国間会談を目的に日本の首相が韓国のソウル以外の都市を訪問したのは、2004年に小泉首相が済州(チェジュ)を訪問したのが最後だった。
姜報道官は「今回の会談で韓日首脳は両国間の未来志向協力の土台をさらに固め、域内の平和と安定のための韓日、韓米日連携強化案と両国共同関心事について虚心坦壊に意見を交わすことになるだろう」と述べた。
石破首相の訪韓は昨年10月の就任後初めて。今回会えば両首脳の3回目の会談であり「告別会談」となる。石破首相はすでに自民党総裁から退く意思を明らかにし、来月4日には新総裁が選出される予定だ。岸田文雄前首相も退任直前の昨年9月に韓国を訪問し、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領と会談した。
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