「二股疑惑」で苦境に立たされている日本俳優・坂口健太郎が、結局釜山（プサン）を訪れた。

17日午後、釜山海雲台区（ヘウンデグ）の映画の殿堂では第30回釜山国際映画祭の開幕式が開かれた。開幕式に先立って行われたレッドカーペットおよびフォトウォールのイベントには国内外の映画人たちが次々と登場し、映画ファンたちの熱い歓声を浴びた。


この日最も注目を集めたのは坂口健太郎の登場だった。坂口健太郎は新作『ファイナルピース』で今年釜山国際映画祭に招待されていた。しかし映画祭の開幕を控えて、日本で坂口健太郎の二股疑惑が浮上した。


日本週刊誌「週刊文春」によると、坂口健太郎は東京で3歳年上の一般人女性と同居中だという。女性はヘアメイク担当のスタッフで、2人は4年以上同居してきたという。これと同時に週刊文春は、坂口健太郎が人気女優と二股をかけている可能性もあると報じた。該当の女優側は週刊文春に「（坂口健太郎と）交際していたのは事実だ」と認めつつも、「別の人と同居しているとは知らなかった」と伝えた。

この報道が出た後、疑惑が一気に拡大し、釜山国際映画祭は開幕式を2日後に控えた9月15日、予定されていた『ファイナルピース』の記者懇談会を中止した。映画祭側はその理由について「ゲストの事情」と説明し、これは坂口健太郎の私生活スキャンダルの余波によるものと解釈された。

一方、坂口健太郎は日本のモデル出身俳優で、韓国でも厚いファン層を抱えている。代表作には映画『君と100回目の恋』、『今夜、ロマンス劇場で』、『余命10年』などがあり、昨年は韓国作品であるクーパンプレイシリーズ『愛のあとにくるもの』で主演として出演していた。