韓国ボーイズグループNCTの元メンバー、テイル(本名ムン・テイル)。[写真 ニュース1]
ソウル高等法院(高裁)刑事11-3部(パク・ヨンジュ、パク・ジェウ、チョン・ムンギョン高等判事)は17日、性暴力処罰法上特殊準強姦容疑で起訴されたムン被告と共犯のイ被告、ホン被告の結審公判を開いた。
検察は「犯行は重大であり、罪質は不良だ。被害者が合意したといっても、事案を総合的に検討すれば1審は過度に寛大だ」とし、彼らにそれぞれ懲役7年を言い渡すよう裁判所に求めた。
この日、黄褐色の囚人服を着て法廷に入ったムン被告は「被害者の方が負った傷はどのような言葉や行動でも完全に回復させることはできないという事実をよく分かっている」とし「改めて被害者の方に心から謝罪申し上げる」と言って頭を下げた。
ムン被告の弁護人は、被害者が捜査機関に処罰を望まないという意思を示しているとし、善処を訴えた。
ムン被告は友人のイ被告、ホン被告と共に酒に酔った外国人女性に性的暴行に及んだ容疑で昨年6月に警察に立件された。所属事務所だったSMエンターテインメントは「事案が極めて重大であることを認識し、これ以上チーム活動を続けることはできないと判断した」とし、ムン被告のグループ脱退を公式に発表した。
今年7月、1審は「被害者が酒に酔って抵抗できない状態だったことを利用して順番に姦淫したもので、罪質は非常に悪い」とし、ムン被告に懲役3年6月を宣告し、法廷で身柄を拘束した。イ被告とホン被告も同様にそれぞれ懲役3年6月を宣告され、法廷で拘束された。
2審の判決期日は10月17日となっている。
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