トランプ米大統領。[写真 ロイター=聯合ニュース]
トランプ大統領はこの日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「欧州で開かれた中国との貿易交渉が非常にうまくいった。まもなく仕上げに入る」とし「両国関係はいまだ強力だ」と書いた。
トランプ大統領は貿易交渉の争点の一つだったティックトック(TikTok)の持株売却について合意に達したことを示唆した。ティックトックには直接言及しなかったものの、「若者たちが切実に求めている『特定の』会社に関する合意がなされた」とした。ロイターによれば、貿易交渉団を率いたスコット・ベッセント財務長官はこの日、中国との協議を終えた後、記者団に対し「民間の当事者間の取引なので具体的な条件については話さない」とし「取引の枠組みには合意した」と伝えた。ハワード・ラトニック商務長官も「両国首脳の承認さえ得られればよい」と補足した。マイクロソフト(Microsoft)、アマゾン(Amazon)、オラクル(Oracle)など米国の大手IT企業が有力な買収候補として挙げられている。
前任のジョー・バイデン政府は、中国のバイトダンス(ByteDance)が運営する動画プラットフォーム「ティックトック」が米国人の機微な情報を収集し、世論に不当な影響を及ぼすという理由で、昨年4月に「ティックトック禁止法」を通過させた。トランプ大統領は就任後、ティックトック禁止法の施行を3回延期し、中国との協議を続けてきた。ティックトック禁止法は17日に猶予期間が終了する。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「ホワイトハウスがひとまず期限を延長する可能性が高そうだ」と展望した。
ベッセント長官はティックトックを除いた貿易交渉については「今日はティックトックに関する議論に集中した。1カ月後、別の場所で協議を追加で行う」と述べた。
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