7月31日(現地時間)、ドイツ・フランクフルト中央駅前に列車が停車している。(※本文とは関係のない写真)[写真 AP=聯合ニュース]
9月3日(現地時間)現地メディアによると、事件は8月11日午後4時ごろ、ドイツ中部ニーダーザクセン州フリートラント駅で発生した。ウクライナ国籍のリアーナ・Kさん(16)は時速100キロ以上のスピードで走っていた貨物列車にはねられ、即死した。当初、駅には監視カメラがなく単なる事故とみられていた。
しかし司法解剖の結果、遺体に強い圧迫痕が確認され、他殺の可能性が浮上した。警察が現場で採取したDNA型が、イラク国籍のムハンマド・D容疑者(31)と一致した。
事件当日、警察は「駅で男が暴れている」との通報を受けて出動しており、ムハンマド容疑者は遺体を指さして関与を否定したという。
リアーナさんは2022年に家族とともにウクライナのマリウポリからドイツへ避難してきた。歯科医院で職業訓練を受けながら生活しており、事件当日は帰宅のため電車を待っているところだった。祖父と通話中に悲鳴を上げ、直後に列車の音が聞こえたと家族は語っている。警察は、容疑者が言い争いもない状況で背後から気づかれないように被害者を突き落としたとみている。
ムハンマド容疑者は2022年9月にドイツで亡命を申請したが却下され、欧州難民協定に基づきリトアニアへ送還される予定だったものの、手続きが遅れていた。昨年4月には女性に対する性的嫌がらせで600ユーロ(約10万3000円)の罰金を言い渡されたが納付せず、懲役刑に切り替えられた前歴がある。
検察当局は殺人容疑でムハンマド容疑者を逮捕し、精神疾患のある容疑者を収容する施設に収監した。現在も犯行を否認し、供述を拒んでいる。一方、地域住民は葬儀費用が不足しているリアーナさんの家族のために、これまでに約3万ユーロの寄付を集めたと、NDR放送は伝えている。
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