北朝鮮の金正恩国務委員長が先月31日、新しく操業した重要軍需企業所のミサイル総合生産工程を視察しながら、総合的な国家ミサイル生産能力造成実態と見通しについて把握したと、朝鮮中央通信が1日報じた。 [朝鮮中央通信=聯合ニュース]
金委員長は先月31日、新しく操業した重要軍需企業所を訪問し、ミサイル生産能力を点検した。1日の朝鮮中央通信によると、金委員長はこの日、新しく設計された流れ式(ベルトコンベア式)ミサイル自動化生産工程体系を具体的に把握したと報じた。
金委員長はこの日、新しいミサイル生産ラインを視察し、「わが軍隊のミサイル武力の展望的需要を満たすことができる現代化した生産工程が確立されたのであり、国家的なミサイル生産能力が飛躍的に成長し、重要ミサイル部隊に対する戦闘定量を計画通り、構想通りに増やすことができる確固たる担保が用意された」と述べた。
庾竜源(ユ・ヨンウォン)国民の力議員は聯合ニュースに「金委員長が訪問した新設ミサイル工場は、KN-23系列の北朝鮮版イスカンデルミサイルの基本型と改良型を生産していると推定される」と述べた。続いて「北がウクライナ戦争に保有していた大量の弾道ミサイルを支援したことで不足した在庫分を早期に確保しようとしているようだ」とし「また、ロシアに追加で武器を支援する可能性も高いとみられる」と分析した。
この日、朝鮮中央通信は金委員長が訪問した企業所が位置する地域を具体的に公開しなかったが、北朝鮮の各種軍需工場が密集した慈江道地域である可能性が高い。ここにある2・8機械総合工場はミサイルと迫撃砲の弾頭を生産するところと知られる。
金委員長は30日には咸鏡南道の「楽園郡海養殖事業所」竣工式に出席した。前日の29日には平壌(ピョンヤン)で派兵軍人に対する「第2次国家表彰授与式」に出席した。
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