24日、ダラスFCとのアウェー試合でMLS初ゴールを決めた直後、チームメイトと共に喜ぶ孫興慜(ソン・フンミン)。[写真 AP=聯合ニュース]
孫興慜は29日、米国放送局ABCの朝番組『グッド・モーニング・アメリカ(Good Morning America)』とのインタビューで「イングランドではサッカーが最高のスポーツだ。彼らにとってはスポーツではなく文化のようなもの」と語り、プレミアリーグの舞台を駆け抜けた過去10年を振り返った。続けて「米国ではサッカーだけでなく野球をはじめとする多種多様なスポーツがある」とし「僕はMLSをもっと大きくするためにここに来た」と力強く話した。
2015年にトッテナム・ホットスパーに入団し、リーグ屈指のFWへと成長した孫興慜は8月7日、オプションを含め最大2650万ドル(約39億円)というMLS史上最高額の移籍金記録を引っ提げてロサンゼルスFCのユニフォームに袖を通した。入団から3日後の8月10日、シカゴ・ファイアーFC戦(2-2)で後半に交代出場してデビュー戦を行い、17日のニューイングランド・レボリューション戦(2-0勝)ではアシストで初の攻撃ポイントを記録した。24日のダラスFC戦ではフリーキックのチャンスから完璧なインフロントキックを鮮やかに放ち、待望の初ゴールを決めた。
9月1日、サンディエゴFCを相手に入団後初のホーム試合に臨む孫興慜は「緊張は良いものだ。幸福と笑顔を与えてくれる」とし「ファンの熱い応援に感謝している。みんなが僕の名前とユニフォームを探しているという事実がありがたい。チームと私を応援してくださる方々に何かお返ししなければならないという責任を感じている」と語った。
また、28日には同じ本拠地を置くメジャーリーグ(MLB)野球チーム、LAドジャースの試合に先立ち、始球式を務め、コンパクトなフォームからストライクゾーンに正確にボールを投げ込み、拍手喝采を浴びた。当時の経験について孫興慜は「始球式の前にチームメイトに『投球が良くない場合は明日の練習には出ない』と言った」とし「結果が悪くなくて幸いだ」と満足感を見せた。
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