中国の習近平国家主席が21日、中国チベット・ラサ市のポタラ宮で開かれたチベット自治区成立60周年記念行事で、チベットの少数民族や各界代表と記念撮影を行っている。[写真 新華社=聯合ニュース]
習主席が公開行事に姿を見せたのは、7月25日に新任駐中大使の信任状を受け取って以来27日ぶりのことだ。中国中央テレビ(CCTV)は、この日のメインニュースの半分にあたる約16分を割き、クンガ空港空港での大規模な歓迎行事の様子やラサの歓迎群衆など、習主席の健在ぶりを重点的に報道した。
1975年から10年ごとに開かれてきた自治区成立記念行事に権力序列1位が出席したのは、習主席が初めてだ。標高4000メートルの高地に位置するラサは空気が薄いため、江沢民、胡錦涛両主席は行事に出席しなかった。代わりに、1975年の華国鋒副総理を皮切りに、統一戦線機構である全国政治協商会議の主席が主に出席してきた。
国営新華社はこの日、「国家主席の出席は党と国家の歴史上初めてのことであり、党中央が西蔵(チベットの中国名称)の業務を非常に重視し、西蔵の各民族・幹部・大衆への配慮を示したものだ」と評価した。
21日の記念式典は軍儀仗隊による五星紅旗掲揚式で始まった。祝賀演説は習主席に代わって王滬寧政協主席が中央代表団団長の資格で担当した。王団長は「地域生産総額は1965年の3億2700万元(約67億5320万円)から2024年には2765億元へと154倍に増加した」とし「チベット問題は中国の内政であり、いかなる外部の干渉も容認できず、祖国を分裂させ西蔵の安定を損なおうとするいかなる試みも失敗するだろう」と強調した。
王団長の発言は、1959年3月19日にポタラ宮広場で発生した大規模デモと中国軍による流血鎮圧、その後インドに亡命したダライ・ラマ14世(90)の今後の「転生」問題をめぐる主導権争いを念頭に置いたものとみられる。チベット自治区は、韓国戦争(朝鮮戦争)中の1951年に人民解放軍がラサに進駐してから14年後の1965年9月9日にようやく成立した。
前日にラサ入りした習主席は、現地政府の業務報告を受け、国家公用語の普及などチベットの中国化を促した。人民日報は21日、国家通用の言語と文字を拡大普及させて宗教の中国化と法治化を体系的に推進するように指示する習主席の要請事項を強調した。
一方、この日の行事には軍から中央軍事委員会委員の張升民・軍紀律検査委員会書記が出席した。50周年には当時の中央軍事委員会委員だった張陽・政治工作部主任が出席している。張書記が政治工作部主任級が出席する公開行事に姿を見せたのは、今年5月以来、今回が2度目だ。
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